ベンジャロン BENJARONG(バンコク滞在旅行 2015年8月 その21)[コンテンポラリー・タイ料理 シーロム デュシタニホテル]

ランチはタイの老舗ホテルであるデュシタニのメインダイニング「ベンジャロン」にしました。こちらもともとはタイ宮廷料理のレストランで以前にディナーで訪れたことがあります。
現在はシェフがロンドンのNahmにもいたデンマーク人シェフのモートン・ニールセン氏に替わったようで、いわゆるコンテンポラリー・タイ料理を提供しています。
エントランスや内装については以前と大きくは変わっていないようですね。
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内装についても老舗の重厚さと風格を感じることが出来ます。
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お庭やテーブルセッティングもほとんど同じです。
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今回はどんな料理に替わったのかというのをまず確かめたく、1500Bのランチメニューを注文。
結論から言うと料理は以前のトラディショナルなタイ料理とは180度変わっていました。ちなみに食器類もベンジャロン焼ではなくなっています。今回、料理名はメモらなかったので料理は写真を中心に紹介します。
最初におつまみ的なポップコーンが。
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オリジナルテイストのモヒート。
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前菜の魚料理。私はタイ料理はトラディショナルで一番というようなことは考えていないのですが、この皿はいまひとつピンとこない料理でした。
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メインはムーパローを。最初に肉部分だけが運ばれてきて、テーブルでスープをかけて完成です。
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肉自体はほど良く煮込まれていてとても美味しいのですが、スープを後からかけることの意味(おそらくは具材それぞれの特長を味わってほしいからだと思うのですが・・・)をそれほどは感じませんでした。
妻のメインはイエローカレー。
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この日、いちばん良かったのは実はデザート。ホーリーバジルのアイスで、塩味のメレンゲがのっかっています。これは素材同士のハーモニーも含め本当に素直に美味しい料理でした。このような繊細な皿があるということはやはりシェフの腕は良いのでしょう。
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最後はマカロンとコーヒー。
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全体的に見て料理に迷いがあるのでしょうか。同じくバンコクのNahmのほうがもっとトラディショナルなタイ料理に近い味わいで、こちらはより洋食寄りに感じました。それならそれでもっと突き抜けても良いのですが、何かと中途半端感があり、シェフがやりたいことをこちらが消化しきれないまま終わってしまったような感じでした。
今回は安いランチメニューでの体験なので、本当のシェフの実力はこんなものではないと思っており、次回はベストな料理をいただきたいと感じました。