女川から南三陸を経て気仙沼ニッティングヘ(三陸縦貫ドライブ旅2016春 その3)

女川から南三陸を経て気仙沼へ。海沿いに進んでいこうと思ったのですが、通行止め区間や橋梁の架け替えのための閉鎖があり、想定していたよりも大幅に時間がかかってしまいました。未だに震災後は終わっていないということですね。
途中で通りかかった大川小学校。避難誘導のまずさにより多くの小学生が亡くなった場所です。
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南三陸町に移り南三陸さんさん商店街へ。こちらは以前にも来たことがあります。
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ゴールデンウィーク中ということもあり催し物も色々と開かれていました。
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飲食店関係はどこも満員。
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お店に入るのはあきらめてテイクアウトでこんなものも。これかなり美味しかったです。
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南三陸町の防災庁舎も盛土に囲まれていました。
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ここから気仙沼までがまたかなり時間がかかったのですがようやく目的地に到着。
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路地をぬけると気仙沼ニッティングの建物が。
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サイドにまわって中に入ります。
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気仙沼ニッティングの話については知っている人も多いと思いますが簡単にふれておくと。。
社長の御手洗さんは新卒でマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、その数年後にブータン王国の首相補佐としてブータンの観光振興に貢献していましたが、東北大震災が起きたことにより東北にかかわれる仕事をしたいと帰国。その後知り合いだった糸井重里さんに気仙沼のニットの会社の社長をやらないかと誘われて今に至るそうです。
ニットはすべて気仙沼の人たちの手編み。気仙沼は漁師の町ですから魚網を縫ったり、家族のセーターを手編みで縫ったりということも多いということで、縫い手を確保するには良い環境だったこともプラスだったようです。
写真だと伝わりづらいのですが本当に質の良さ、技術の高さが伝わってくるようなセーターでした。一番安いものでも7万以上ですから結構な価格ではありますが、質にこだわれば当然このくらいにはなるでしょうね。
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こちらでとても良いと感じたことはこの取り組みが慈善事業ではなく、利益がしっかりと出て持続可能なビジネスとなっていることです。初年度から黒字化して気仙沼に納税もできているとのこと。
ネットでも購入できますが、セーターは特に体型に合うかが重要ですのでぜひ一度こちらに足を運ばれて試着されることをおすすめします。
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窓からは気仙沼の町が。
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三陸発で新たなビジネス、そして従来の漁業や水産加工業でも新しい展開ができることで生活が循環し、本当の意味で地域が復興するといいなと思います。