台風や機材トラブルによる航空便遅延・欠航の遅延補償をクレジットカード附帯保険でどの程度カバーできるか

先日JALでクアラルンプールに出かけた時に機材整備により4時間遅延しての出発となりました。ちょうど良い機会だったので普段利用しているクレジットカードによりどの程度まで航空会社の遅延が補償されるのかを一通り調べてみました。基本的にはゴールドカード以上のクレジットカードに附帯します。

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死亡や障害の補償は大きく明示されていることが多いのですが遅延補償は(一番使う可能性が高いもののひとつだからか)ウェブサイトであまり詳しく説明されていない会社もありました。
以下は基本的にカード名義本人に関しての補償内容です。また利用附帯は使いづらいのであまり意味はないと思っており自動附帯かどうかが個人的には重要だと考えています。
条件
・出航遅延、欠航、搭乗不能、乗り継ぎ遅延費用
遅延は通常4時間以上 購入した食事代に加え、乗り継ぎ遅延は宿泊代のそれぞれ実費を負担
(まれに6時間以上のカードもあります)
・受託手荷物遅延 通常は6時間以上の遅延
購入(レンタル)した衣類や生活必需品を実費負担。紛失はカード会社による内容に差があり。
一般的に地震や噴火、戦争や内乱、テロによるものは補償されません。
<MUFGプラチナカード>
約2万円で発行できるプラチナカードで家族カードも無料と魅力が大きいカードです。
プライオリティパスも家族追加1名も含めて無料で利用できるので夫婦で加入するのなら楽天プレミアムより個人的におすすめです。
出航遅延、欠航、搭乗不能費用(国内) 最高1万円
出航遅延、欠航、搭乗不能費用(海外) 最高1万円
乗継遅延費用(海外) 最高2万円(国内も附帯)
受託手荷物遅延 最高1万円
受託手荷物紛失 最高2万円
補償額は少なめですが、国内・海外とも自動附帯で補償されるのは魅力です
<三井住友VISAゴールドカード>
ゴールドカードとしては物足りないですね。
出航遅延、欠航、搭乗不能費用(国内) なし(利用附帯)
出航遅延、欠航、搭乗不能費用(海外) 最高1万円
乗継遅延費用(海外) 最高2万円(国内は利用附帯)
受託手荷物遅延 最高1万円
受託手荷物紛失 最高2万円
<三井住友VISAプラチナカード>
JCBのゴールドカードとには劣る内容です。
出航遅延、欠航、搭乗不能費用(国内) なし(利用附帯)
出航遅延、欠航、搭乗不能費用(海外) 最高2万円
乗継遅延費用(海外) 最高2万円
受託手荷物遅延 最高2万円
受託手荷物紛失 最高4万円
<JCBゴールドカード>
日本が誇る国際カード。JCBはゴールドの補償も手厚く安心のカードです。
出航遅延、欠航、搭乗不能費用(国内) 最高2万円
出航遅延、欠航、搭乗不能費用(海外) 最高2万円
乗継遅延費用(海外) 最高2万円(海外も自動附帯)
受託手荷物遅延 最高2万円
受託手荷物紛失 最高4万円
<セゾンゴールド・アメックスカード>
年会費が1万円と本家アメックス安いにもかかわらず、本家を上回るプラチナカード並みの補償内容です。以前は国内も自動附帯だった記憶があるのですが、先日ウェブサイトで確認すると利用附帯・自動附帯ともに説明を見つけられませんでしたのでいったん「なし」としました。それでも十分魅力的です。
出航遅延、欠航、搭乗不能費用(国内) なし(利用附帯があるかどうかは記載なし)
出航遅延、欠航、搭乗不能費用(海外) 最高3万円
乗継遅延費用(海外) 最高3万円
受託手荷物遅延 最高10万円
受託手荷物紛失 最高10万円(紛失は記載がありませんでしたので遅延と同額にしています)
<アメリカンエキスプレス・プラチナカード>
さすがに充実した内容ですが国内は附帯しません。ただアメックスは海外でもしもの事態にあったときの安心感があります。
出航遅延、欠航、搭乗不能費用(国内) なし
出航遅延、欠航、搭乗不能費用(海外) 最高3万円
乗継遅延費用(海外) 最高3万円
受託手荷物遅延 最高3万円
受託手荷物紛失 最高6万円
<楽天プレミアムカード>
わかりやすい「お得」感に特化したカードですので補償は手薄です。
出航遅延、欠航、搭乗不能費用(国内) なし
出航遅延、欠航、搭乗不能費用(海外) なし
乗継遅延費用(海外) なし
受託手荷物遅延 なし
受託手荷物紛失 なし
ざっと調べた内容ですのでクレカの専門ブログより雑な内容で申し訳ないですが参考にしていただければと。いずれ家族カードの場合など、別バージョンでもご紹介したいと思います。この手の内容は頻繁に変更になりますので実際にカード選びにあたっては必ずご自身で確認をお願いします。補償内容の変更や間違いにより何らかの損害を被った場合でも当ブログでは一切責任は負いません。
情報は2018年8月5日現在のものです。