新宿の歌舞伎町にほど近い場所に昨年秋にオープンしたイタリアンで、渋谷のBIODINAMICO(ヴィオディナミコ)にいた辻大輔シェフが総料理長になっている。
今回はランチで訪れた。お店のはいっているビルに到着すると、素晴らしいレストランが入っているとはとても思えない雰囲気だが、このギャップも良いかもしれない。実際お店に入るとそこは落ち着いた空間。
ランチの3500円コースの最初は「リボッリータ」。トスカーナ地方の料理で、見た目は地味なのだが後に出てくるパスタ同様、あえてこの料理を出すことでお店の主張を感じる。もちろん見た目よりずっと美味しい(笑)。
次に前菜の盛り合わせ。こういうものってどれかはハズレだったりするものだが、それぞれにきちんと手が掛けられていて、ひとつひとつ味わって食べたくなる料理だった。ワインにも良く合うものが多いのですでにこのあたりでグラスの白ワインの1杯目が残り少なくなってしまった。。
パスタは2皿。最初はポモドーロ。これまた王道でシンプルなパスタだが、食べてみて思わず唸ってしまった。敢えてこのパスタを出してくるだけあるなと思った。ワインも濃いめの白で2杯目へ。
ふたつめのパスタは自家製のトロフィエ、ジェノバ風ソース。もっちもっちと弾力のあるパスタがこれでもかと口の中で存在感を放っている。イタリアンはメインがどんなに美味しくてもパスタが美味しくないとがっかりしてしまうのだが、ここはいずれも期待以上の内容。
そして次に行く前にお口直しで野菜が。ほんのり甘く、噛むと生命力が感じられる。
そしてセコンドは牛肉のタリアータ。牛肉が見えなくなるほど上に盛られた野菜がしっかり苦くて力強く、チーズにも負けていない存在感。
デザートは根セロリのドルチェ。
食後のカプチーノにはラテ・アートが。聞くところによるといろんなバージョンがあるらしい。
ここにはまた行きたい。
Convivio (コンヴィーヴィオ)[新宿 イタリアン ランチ]
- 2013-01-24
- 首都圏その他地域