最近、久しぶりに八戸に行ってきました。八戸には2ケタ回は行っているのですが、いわゆる高級ホテルがないですし国際級のチェーンホテルもないのでブログ的にはあまり多くをご紹介できるネタがありません。ただ食べ物の美味しさと飲食店の充実ぶりは知る人ぞ知るという感じです。
そして八戸に滞在すると一度は朝に出かけるのが、陸奥湊の八戸市営魚菜小売市場の「朝めし処魚菜」の勝手丼か、駅からすぐのところにある「みなと食堂」の食事です。
今回は朝早くにホテルを出て「みなと食堂」へ。最初にこちらのお店を訪れたのははっきり覚えていないですが7~8年ほど前だったと思います。その頃はまだ空いていてお客さんは自分一人だった時も。。そんなときは本当はお喋り好きの店主といろんな話をしたのを覚えています。
そんなこちらがテレビ番組や丼グランプリなどで紹介されると一気に有名店になり週末は2時間以上待ちとなることも。
今回も入店できたのは名簿に記入してから90分経ってからでしたが、以前と違うのは並んでいなくても電話番号を書いておけば連絡してくれることになったことです。さて、みなと食堂には様々な「丼」メニューがありますが、このお店を全国区にしたのは何といっても「ヒラメのづけ丼」です。
最近は他のバリエーションの中から選ぶことが多かったのですが、今回は3~4年ぶりぐらいでもあり原点に戻ってヒラメのづけ丼とせんべい汁のセットを注文しました。店主から「久し振り、こんなに並んでもらって申しわけないねえ~」と言われこちらも懐かしい気分になりました。
カウンターの上にはいろんな丼のメニューが。もちろん季節や水揚げの状況によって内容が変わります。マグロの中落ち丼とかも美味しいです。
ヒラメのづけ丼は醤油やみりん、地酒、にんにく等を使ったタレに注文してからヒラメを浅く漬けています。ヒラメは獲ったものをすぐに出すのではなく少し熟成させたものを使用しています。
づけ丼がやってきました。ご覧の通りのキレイな仕上がりです。丼の美味しいお店って何故かビジュアル的にも美しいことが多いですね。
味はしつこさがなくさわやかな仕上がりでいながらご飯とヒラメ、卵、たれが馴染んでとても良いハーモニーです。しばらくするとまた食べたくなるようなそんな味ですね。
せんべい汁は具だくさん。こちらはあまり話題になりませんが、せんべい汁の中でもかなり美味しい部類に入るのではないかと個人的には思っています。
価格は単品で1000円、せんべい汁付きが1350円です。ヒラメがこの価格というのはかなりお得感がありますが、八戸はヒラメの稚魚を放流しており年間を通して安定してヒラメが獲れることも安く提供できる要因のようです。ちなみに7月ごろは生ウニ丼も美味しいです。
今度はいつ行けるかな。。