遠刈田温泉 旅館大忠 宿泊記 お部屋とお風呂編(宮城・山形旅行2019春 その2)

遠刈田温泉にはいくつか人気の旅館がありますが、旅館大忠も小規模ながらリピーターが多い宿として知られています。現代的すぎず、かといって旧態依然とした感じもない、ほど良い宿という印象ですがさてどうでしょう。

旅館のフロントはこぢんまりしています。手前の着席できるスペースで宿の説明を受けます。ロビー周りの床はすべて畳になっています。

女性は多くの種類の中から浴衣を選ぶことができます。

それではお部屋に向かいましょう。

廊下が折れ曲がるスペースを利用して小さな休憩コーナーがあります。坪庭には喫煙スペースも。

旅館全体は細長い建物です。

お部屋は1間のみですが比較的広く、2方向に広縁があります。

タイ風の枕や小家具があるかと思えばマッサージチェアもあったりと多少のごった煮感はありますが、何気に居心地は良い部屋です。何よりもマッサージチェアがあるのはうれしいですね。普段JALのラウンジくらいでしか使う機会がありませんので。

和室ではありますが長押がまわっているわけでもないですし、スタイルとしてはカジュアルな雰囲気のお部屋ですね。

それでは早速温泉にはいりましょうか。途中にはミニライブラリーがあり本や漫画を自室に持ち帰って読むことができます。

まずは貸切風呂へ。こちらは入るときに札をかえして鍵をかけることで自由に使えます。

旅館大忠の温泉はすべて掛け流しで加水や循環はおこなわれていません。遠刈田温泉で引湯されている宿は限られていて、どの宿も供給量は同じですので、大忠のように小規模な宿だと贅沢にお湯を使うことができます。館内には貸切風呂が2か所、他に3種類のお風呂があり、いっぽうで客室は9室しかありませんからお風呂が混みあうことはほとんどありません。このあたりもこの宿が人気のある原因のひとつのような気がします。

さて、まずは「貸切風呂 風みどりの湯」へ。

こちらにはより高級なランク?のマッサージチェアもありました。

風みどりの湯は2方向に窓がある明るい雰囲気のお風呂です。浴槽も大きく余裕で2人同時でも入ることができます。

基礎化粧品の類も置いてあります。

もうひとつの「貸切風呂 紺碧の湯」ももちろん入りましたよ。ちなみに浴槽は信楽焼です。お湯が青い陶器に注がれているためか「紺碧の湯」の名の通りちょっと青みがかって見えますね。

貸切以外のお風呂にも入りましたが、こちらは一人になるタイミングがあまりなかったので(と言ってももう1人ぐらいだったのですが・・・)、夜にちょこっと撮れただけでした。こちらのお風呂は庭園風呂ととなりに露天がついています。

お風呂上りには冷たいお水やお茶が飲めるようになっています。

次回はこちらの宿が人気なもうひとつの理由である夕食と朝食の様子をご紹介します。