日仏学院 ラ・ブラスリー La brasserie [神楽坂 フレンチ ランチ利用]

日仏学院に併設されたブラスリー。
前回の訪問から7~8年ぐらいは経っただろうか。
ランチ・ディナーともに利用したことがあるが、当時とは雰囲気も変わったように感じる。


この日は天気も良かったので、散歩がてらこちらのレストランに立ち寄ってみた。

ランチも前日までは予約もできるようだが、当日予約は不可のため列にならぶ。すでにかなりの人が並んでおり、無理かなあと思っていると、予想外に席が回転したため無事入店。



このレストランにはテラス席があり、気候が良い時期の晴れた日はそちらから席が埋まっていく。
私達はテラス席ではなかったのだが、一番屋外に近いポジションの席だったため、テラス席と遜色ない気分で楽しむことが出来た。
この日は前菜・メイン・デザート・食後の飲み物という構成の2200円のランチメニューを注文。
勢いに乗ってグラスシャンパンも注文。シャンパンはローランペリエでグラス1200円。


前菜は田舎風テリーヌを。シャンパンがどんどん進む。メインが来る前に2杯目で赤のグラスワインを注文。



メインは鴨のカイエット。わかりやすく言えば粗引きハンバーグのような感じ。
出てきたその皿はボリュームもたっぷり。ナイフを入れると肉汁があふれ、文句なしに美味しそうだ。マッシュポテトが下に敷いてあり、こちらも負けないぐらいにたっぷり。


味もしっかりついているためこちらもワインが進む。赤ワインはローヌかラングドッグあたりかと思って聞いてみると、やはり南仏のほうのラングドックのものらしく、料理に負けないしっかりとしたタイプのワインだった。
ここの料理によく合っている。
周りは酒を飲んでいる人はどちらかというと少数派だった。
味は濃い目、ボリュームもある。まさに酒無しではいられない料理のはずなのだが。。。

デザートはブラマンジェ。正直なところデザートはあまり期待していなかったのだが、こちらも手抜きを感じさせない味で最後まで満足することができた。
全般的に料理のメニューは定番的なものが中心。メインは個人的な好みで言えばやはり肉料理か。オムレツやパスタも選択できたりするが、それならばここで食べなくてもいい気がする。


以前に訪れた時と料理の印象もかなり変わったが、それだけの歳月も流れているので、まあ当然かもしれない。
よくフランスの安ビストロにあるようなステーキにポテトを添えた品もあり、それらも含め現地っぽい感じが良い。
(但しステーキが美味しいかどうかは食べていないので不明、というか別のメインのほうが無難?)
ネットなどで見る限りはあまりサービスは期待できないなと思っていたのだが、確かにそういう人もいるものの、私たちの料理のサーブをしてくれた日本人スタッフは自然で感じの良い接客だった。
混雑してくるとすぐにキャパオーバーになっているスタッフが散見されたので、そのあたりがサービスの評価に影響しているのだろう。ただホールのスタッフ数が極端に足りない感じも受けないので、効率が悪いんだろうと思う。
ここのレストランはやはりランチがいい。他ではあまり味わえない雰囲気の中で料理を楽しむことが出来るし、天気がよければ、とても晴れやかな気分にもなるだろう。
神楽坂はビストロが多いこともあり、和に加えてフランス的な町という言い方をされることも多いが、そういう意味では、ここよりフランスっぽい所はないような気がする。

Brasserie de l’institut (フレンチ / 牛込神楽坂、飯田橋、神楽坂)