2010年の3月に牛込から神楽坂の兵庫横丁に移転となり、店名通り?石畳沿いの道にあるお店となった。
新生ラストリカートは1階がカジュアルなオステリア、2階がリストランテとなっており、1・2階を合わせると結構な大箱となるため不安がなくはなかったのだが、まあモノは試しと訪れてみた。
今回は1階のオステリアへ。グラスワインの種類が豊富で、料理も基本はアラカルトのようなので、どちらかというとワインバー的に使うようなイメージ。メニューはレギュラーメニューと本日のお薦めメニューがあるが、ラインナップ的にはお薦めメニューのほうが面白いものが多く、レギュラーメニューはちょっとスタンダードすぎて面白みにかけるものも多かった。。
この日は佐賀産アスパラガスのグリル、ポーチドエッグのせ。しらすとカラスミとタケノコのパスタ、桜エビと菜の花のパスタ、米粉のミニピザ・マルゲリータ。そして、短角牛のタリアータを注文した(メニュー名は適当なので正確ではない)。
アスパラは白はちょっと今一つだったが、グリーンアスパラはなかなかに旨い。パスタは得意なのか、様々な食材を使いつつも、それらが喧嘩することなくうまく仕上がっていた。スタンダードなパスタだとどんな感じになるのかは不明。ピザは本格的なそれではなく、つまみ的なものと思ったほうが良いかも。肉は噛みごたえがあり、わりと好きなタイプ。
グラスワインは少し高いぐらいの値づけだが、このお店で想定される使い方を考えると、これぐらいの値段が妥当なのかもしれない。種類は豊富だが、2人で6杯飲んだ感想としては、比較的広く受け入れられやすいタイプのワインが中心のように思えた。飲んだ中では銘柄は忘れたが南アフリカの赤ワインがバランスの良い感じで好みだった。
全体的に料理のポーションは少し控えめだが、この手のワインバー的なお店では標準的と言えるかもしれない。またサービスについては、開業間もないこともあり心配していたのだが、この日は席にまだ少し余裕があったこともあり、注文や要望にも迅速に対応してもらった。
会計は2人でワインも入れて一人6000円台くらい。食べた皿数を考えると妥当な金額だった。遠方から来るというよりは近くにあると使い勝手の良い店だと思う。次回は2階のリストランテのほうも試してみたい。
こちらのお店がどのように育っていくのかまだ未知数だけども、より良いお店となってくれることを期待している。