北参道のフレンチ「シンシア(Sincere)」でディナー

北参道の人気フレンチレストラン「シンシア」は元バカールの石井シェフのお店。今回はディナーで楽しみました。
最寄り駅は北参道、もしくは千駄ヶ谷ですが、千駄ヶ谷からは結構歩きます。
シンシアは19席とほど良い規模で、客席からもよく見渡せるオープンキッチンでは多くのスタッフが手際よく調理を進めています。空間もほどよい大きさで居心地が良いです。
ディナーコースは税・サービス料別で9600円、これにワインのペアリング(7杯)を追加すると合計ですべて込みで20000円弱といったところです。ペアリングは料理によって日本酒や他のお酒も混ざったりします。ペアリングも注文するとそれなりの価格にはなりますが、ここではぜひ合わせて楽しむことをおすすめします。
テーブルのセッティング。
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ペアリングの最初はシャンパーニュ「ラエルト・フレール」のマグナムボトル。
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最初は毛ガニの料理から。。。たっぷりの身にジュレがのっています。
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パンはこちらの中から好きなものをチョイス。
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シンシアの名前入りのパンも。
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続いて5種盛り。それぞれに凝っていますね。物珍しいだけでなく料理としての完成度も高いです。
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次は栃木県足利市ココファームワイナリーの「プティ・マンサン」です。ワイナリーの急斜面で育ったワインです。
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群馬の恵味ゴールド。
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このとうもろこしとプティ・マンサンが思いのほか合います。こういう組み合わせってやはりおまかせのペアリングならではですね。
大西洋クロマグロと根セロリ。カレーの粉末をこのようにふりかけて。。
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高級な和食店で出てきても良いような質の良いマグロです。
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この料理に合わせたのは「コート・デュ・ジュラ キュヴェ・ド・ガルド」。
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和歌山の足赤海老と白桃とのマリアージュ。
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ワインはリュドヴィック シャンソン モンルイ シュール ロワール 「レ ペッシェ」。こちらも桃や蜂蜜、柑橘の香りでもちろん料理とも相性が良いです。
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フォアグラ料理も。
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アルザスのワイン「クンツ・バー リースリング」
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魚料理は鱸(スズキ)をパイ包みに。鱸ってパサついてあまり美味しくないことも多いのですが、こちらのはふっくらとしていて、かつ身もしまった感じです。タイ焼きの型もかわいいですね。
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肉料理はナイフをチョイスできます。
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鴨の赤身のロースト。
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デザートは抹茶のメロンソーダ、そして蕗味噌を使ったものの2品。
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そして玉泉白瀧。言わば飲む味醂です。蕗味噌のデザートと合わせてデザートワイン的に楽しみます。
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SNS映えするイマドキフレンチで予約も全くとれないとのことで少し避けていた部分もあるのですが、行ってみて思い込みは良くないと反省しました。確かにプレゼンはとても写真映えするのですが、料理としてしっかりしており、最近アジアによくある見た目と奇抜さだけの先端レストランとは違うものを感じました。
予約がWEBからできるのも便利です。人気店に何度も電話するのはなかなか骨が折れるものです。予約は2か月前の同日10時からです。
あといいなと思ったのは客層の若さですね。グルメという趣味が高年齢層のものとなりつつあるなか、フレンチレストランを次の世代に受け継いでいくにはこういうお店が必要なんですね。