石垣島シリーズの途中だが12月初旬に訪れたワインイベントに行った時のことを先に。。
「小布施ワイナリー×フロリレージュ ワインパーティー」
初秋に小布施ワイナリーを訪れた時にもらったパンフレットをある日何気なく見ているとワインパーティーの案内が出てきた。内容を見るとフロリレージュとル・ブルギニオンでそれぞれ開催するようだ。
こういうイベントの割に?といっては失礼だが、なかなかにセンスの良いセレクト。このことに気づいたのが予約開始日の直前。開始と同時に電話をかけまくって何とか席を確保した。ル・ブルギニオンには何度か(その前のアンフォール時代も含め)行ったことがあるので、今回はフロリレージュに行くことに。
ランチタイムだったがメニューはディナー用のコースのようで、料理が出てくる前からすでに気持ち的には盛り上がっていた。ワインと料理の詳細については後に出てくる写真を見ていただくとして簡単に説明を。
小布施ワイナリーのワイン
当日はスパークリング(トラディショナル メソッド クレマンタイプ)、シャルドネ2009(プライベートリザーブ)年及び2008年(ムラサキ ヴィンヤーズ)、カベルネフラン2008年(ドメイヌ ソガ)、メルロー2008年(ドメイヌ ソガ)、プライベートリザーブ(ドメイヌ ソガ)
小布施ワイナリーのワインは色々と試行錯誤しながら作ってきているようで、ワインに対する情熱を
強く感じるとともに、それが味の変化にも表れていて面白い。今後も毎年少しずつ飲んでどのように変わっていくのか楽しんでいきたい。
この日はまずはシャルドネの美味しさに日本のワインのレベルが上がっていることを実感。でも赤はどうだろう?と思ったらメルローも良かった。プライベートリザーブもまた趣の違う仕上がり。
フロリレージュの料理について
ぱっと見だと繊細な料理という印象だが、一方では大胆、そして直球的勝負の料理もありで、コース全体でバランスのとれた構成となっていた。現代的でありながら最近はやりのやたらと皿数だけ多いだけの料理とは明らかに違うもので、比較的クラシカルなフレンチが好きな人でも、このお店の料理は気に入るような気がする。
フォアグラはシンプルだが文句のない美味しさだし、鰆の絶妙な火の通り具合はこれ以下でもこれ以上でもバランスがくずれるのではというドンピシャな感じ。青首鴨も比較的大きなカタマリで火を通した後に切り分けているので、さらに美味しく仕上がっているようだ。もちろんデザートまで手抜きなしの内容だった。
この日のイベントは4時間にも及び、夜の営業があるにもかかわらず、ここまで全力投球でやってくれたことにも感心した。
良いワインと良いレストランのコラボで幸せな一日だった。
写真は以下に。。。