ブリティッシュヒルズは神田外語グループが金銭的に外国留学ができない人のために「パスポートのいらない英国」をキャッチフレーズにして1994年にオープンさせた施設です。当初はほぼ英語のみしか話せない環境になっていて本当に日本の中の英国だったのですが現在は普通に日本語でも食事や買い物ができるようになりました。敷地内は「ブリティッシュヒルズ・ポンド」という単位で価格が表示されています(1BHポンド=100円)
英国のマナーハウスのような宿泊施設も魅力的なのですが今回は日帰りでアフタヌーンティーを楽しむために訪れました。
こちら建物はすべて本場の職人と材料を使って建築されている本格派。そういう意味ではハウステンボスの英国版と言えるかもしれませんが、こちらは(最近でこそ日中はバスの団体客も受け入れるようになりましたが)テーマパークというよりは本来は英語の研修施設です。
当初の理念は少し薄らいでしまったとはいえ手放すことなく運営を続けているのは立派です。個人的には英語ONLYを貫いてほしかったですが。
ブリティッシュヒルズのエントランス。
いきなり気分を盛り上げてくれる感じですね。
このユニオンフラッグはいつもあるのか、それともちょうどチャールズ国王の戴冠式のタイミングだったからなのかは不明。
この日はGW中だったので結構混んでいてクルマは係員の指示で本来の駐車場以外のスペースに停めることになりました。
こちらはバラック棟で宿泊施設を兼ねています。
このあたりもそれっぽい風景ではあります。
建ってからそれなりの年月経っているのですが建物がきれいですね。逆に手入れされ過ぎのような気もします。本来なら晴天のほうがうれしいのですがここに限っては霧でも出ていたほうが現地の雰囲気がより出たかもしれませんね。
これらの建物はゲストハウス、つまりは宿泊施設になっています。手前側の数棟はドミトリー棟(学校の寄宿舎や寮をイメージしたもの)で主に研修合宿用のお部屋となっています。ドミトリーと言っても大部屋ではなくツインルームタイプです。
建物はありがちなテーマパークとは違って偽物感が全然ないですね。
こちらの手前の建物はフォルスタッフパブという名のブリティッシュパブになっています。英国のパブで出される料理が味わえますが、パブというには豪華ですね。
こちらが一番のメイン棟になるマナーハウス棟です。日帰り利用の場合は内部の有料見学ツアーを利用する必要があり、それぞれ日本語と英語のツアーがあります。
正面奥と左側に見えるのは一般棟の宿泊施設です。ラグジュアリータイプはヨーロッパの高級プチホテルのような内装です。
標識も英国そのままですね。
アスコットティールーム。最初にこちらに立ち寄ってアフタヌーンティーの予約台帳に記入しておいたのですがそろそろ私たちの番が近づいてきたようです。
アスコットティールームの内部です。
様々なケーキが並んでいますね。
中も当然ながら英国っぽい雰囲気です。
アフタヌーンティーセットは2800円とリーズナブルですね。今どきのSNS映えを意識したものではなくあくまでも伝統的な内容のセットで好感が持てます。1周回ってこういうほうがいいですね。2人ともランチもガッツリ食べてしまったのでアフタヌーンティー2人は重すぎということでアフタヌーンティーセットをひとつ、クリームティーセットをひとつ注文しました。できればこのメニューも全部英語にしてほしいところです。
他にもいかにも英国というメニューが揃っています。徹底していますね。
紅茶が運ばれてきました。
いいですね、このトラディショナルな感じの内容。本当に期待通りです。ただボリュームがあるので食べきれるのかはちょっと心配です。
昔ロンドンのそれなりに高級なホテルで紅茶を注文したらティーパックでがっかりしたことがありましたがここはちゃんと茶葉が入っていました。
英国だから美味しくないのかって、そんなはずはありません。どれもなかなかの味です。
スコーンは意外と美味しいところが少ないのですがこちらのはレベルが高かったです。
こちらで様々な料理を楽しんでみたいです。
でも次はやはり宿泊で来たいなあ。。