ザ キンプトン ミューズ ホテル キングエグゼクティブルーム宿泊記(ニューヨーク弾丸旅行2020 その3)

今回のニューヨーク旅行は3泊5日、しかも初日は夕方着で最終日は早朝発ですから実質的には2日間のみです。なるべく時間を有効に使うために最初の2泊は中心部のタイムズスクエアにあるIHG系列のザ キンプトン ミューズ ホテルに宿泊することにしました。

ANA NH10便のJFK到着は15:10、本来は17時頃にはホテルにチェックインできる予定でしたが、到着が30分ほど遅れた上に入国で1時間半以上かかってしまい、空港からUberを使って到着した時は18:30頃になっていました。

一方通行や進入禁止も多いNY、Uberの運転手もアプリの反応が遅かったために一度曲がるべき場所を通過してしまい、少し大回りする形でエントランス前に到着しました。

ロビーに入っても荷物をもってもらえるとかいうことはなく、そのあたり極めてラフな感じのホテルですが、エントランス回りの雰囲気は悪くはありません。そういうこともあり第一印象は割とプラス寄りな感じです。

ロビーの奥はバーコーナーになっており、外部の利用も多いようでした。手前のソファーはフリーで座っていても問題はない感じです。

ニューヨークということでフロントも感じが悪いのかなと勝手に想像していましたが応対してくれた人はかなりフレンドリーな印象で、しばらく文字を打ち込んでいたので何をしているのかと思ったら、即席で簡単なホテル案内を記入して(ホテルの設備や概要の説明)自動翻訳し印刷してくれたのでした。

同じIHGのインディゴもそうですが、こういうデザイン寄りのホテルって何故かアップグレードに厳しい印象ですが、今回も目立ったアップというのはなかった気がします。高層エレベーターでアクセスできる最上階の部屋になっていたのでこれがある意味アップグレードだったのかもしれません。ただ後でわかったのですが利用した数日間は完全にフルブッキングで(アプリも満室になっていました)、そもそもアップグレードは難しい状態だったようです。

それではエレベーターでお部屋へ。

今回はキングエグゼクティブルームと言うカテゴリー。こちらのホテルかなり細かくカテゴリーが分かれていてジュニアスイート以上にならないとそれほどの大きな差はありません。

そんなカテゴリーの中では比較的上の部屋のため専有面積は35㎡とニューヨークということを考えるとそれほど狭いわけではありません。

ソファとデスクも別にありますし、大人二人がスーツケースを広げられるスペースもあります。スーツケースを広げられないのって結構ストレスになりますので、そういう点でも合格点です。

壁面に飾ってあったのは「オペラ座の怪人」をイメージしたもの?

一方で驚愕だったのは上級会員のスパイアアンバサダーであってもミネラルウォーターは有料のものしか置かれておらず、特にウェルカムギフト的なものも何もありませんでした。この10年アメリカのホテルに宿泊しなかったのでわかりませんが、キンプトンがこうというよりはニューヨークだとそれが普通なのでしょうか。

部屋から入り口方向をみたところ。

ローボード。扉を開けると冷蔵庫と食器類がはいっています。

クロゼットのスペースはそれほど大きくはありません。

サニタリーエリアはバスタブはなくシャワーブースのみです。改装前はバスタブがあったようですが現在はスイート以外の部屋はシャワーブースのみになっています。

歯ブラシや髭剃りなどは一切ありませんので、リクエストベースで持ってきてもらう感じです。連絡をしてベッドメイキングの際に入れてもらうようにしました。ヘアケアやボディーウォッシュのブランド名は忘れましたが、香りや使い心地は悪くはなかったですね。

無料で注文できる備品の中にはコーヒーマシンもあり、2日目から設置してもらいました。カプセルも無料で付いてきます。

毎日夕方17時から18時までは地階でワインアワーがあり、ワインが提供されます。ちょっとしたおつまみもあるとうれしいんですが本当にワインだけです(笑)。

ワインが提供される地下はちょっとしたスペースになっていますがあまり活用はされていない雰囲気です。せっかくならもう少し座席数を増やしてラウンジっぽくしてもいいような気がしました。

またロビーフロアでは朝はコーヒーや紅茶が、その他の時間帯はホットチョコレートやフレーバーウォーターが提供されています。

ロビーフロアの奥にあるトイレはなかなかおしゃれです。

色々言いましたが冬の時期とはいえタイムズスクエア至近でNYの高い税金やその他サービス料なども含んで1泊200ドル前半で宿泊できると考えれば良かったのかなと思っています。超高級ホテルはわかりませんがアメリカのホテルはアジアほどそもそもの満足度は高くないイメージですので。