ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート プレミアムツインルーム宿泊記2 お部屋

ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート プレミアムツインルームの宿泊記、続いてはお部屋の紹介です。今回はクラウンプラザ側から入りましたが本来のエントランスから入るとこのようなアプローチとなります。

中央のオブジェは八幡平に春の一時期に現れる「ドラゴンアイ」をモチーフにしたものだそうです。

エレベータホールや廊下もシンプルな感じでこのあたりは少し別府のそれにも似ています。

お部屋に入ると玄関のようなスペースがありシューズボックスも作られていました。

今回のお部屋はレミアムツインルームというカテゴリで68平米あります。一番スタンダードなクラシックルームが33平米前後と狭く魅力も薄いので都内のホテルならともかくリゾートにまで来たのであればこちらのお部屋以上のカテゴリにはしたいところです。

正直な印象でいうとお部屋のインテリアは今一つセンスを感じないというか、コンセプトがないデザインのように感じました。有名な方がデザインしたのなら申し訳ないのですが、これだけの広さの部屋であればもう少し魅力的な空間にはできたように思います。建築途中でオーナー側からコストダウンの要請でもあったのでしょうか、もしくは開業日を少しでも早くすることが最優先になってしまったのでしょうか。ニセコ辺りにインバウンドを当て込んで急遽作った価格は高級な自称ラグジュアリーなコンドミニアム(もちろんハイアットやリッツ・カールトンのことではありません)のインテリアのような印象です。まあ内装はいずれリニューアルすることはできるのでせっかくのハコをいずれはより高級感のあるものにしてほしいと思います。

このホテルの構想が発表された時の期待値が高すぎたために最初から色々厳しいことも言ってしまいましたが実際の空間自体はそこらのスイートよりも広いうえにフロアレベルサッシュの向こうにはバルコニー、そしてゲレンデへと続いていて、バスルームにも同様に大開口のサッシュが備えられていますのでその開放感はなかなか得られないもので素晴らしいです。写真よりも実際のほうがより広く感じます。というわけで滞在した比較的早い段階で季節を変えて再訪はしたいなあと感じました。北東北にこういう国際チェーンの高級ホテルって10年前では想像できなかったですしそういう意味でも価値があります。

ベッドボード周りはシンプルというよりは地味な印象。ベッドの向きもこれだけの面積があり窓からの眺望があることを考えるとアマン東京やひらまつホテルのように窓側に向いて配置したほうが良かったかもしれません。

ソファは個人的な好みとは少し離れたデザイン。落ち着いた部屋にしたいのかポップにしたいのか部屋全体のコンセプトが見えません。アクセントカラーというのとも少し違います。

テーブルにはお菓子が。

ミニバースペース。最近ANAIHG系列のホテルは何故かこのあたり似たようなデザインが多いですね。

ネスプレッソマシンやミネラルウォーター

リゾートということもあり数泊の滞在を想定してでしょうか、ミニボトルのサイズが大きいです。インターコンチネンタルはグラスや食器類の内容が充実している所も多いのですがここはそうでもないですね。

冷蔵庫の品揃えは割と普通です。

バスルームはアマン東京のそれを少し思い出すような配置で、こちらは今どきのホテルの王道のような作りです。

シャワーブースは檜のバスタブとは反対側にありますので移動が少し不便です。

ピカピカの檜浴槽。もちろん入っても最高に気持ち良かったですよ。

側面のフロアレベルの窓が開きますので半露天風呂のように楽しめます。

翌日は晴天の中で朝風呂しました。それはそれは気持ち良かったです。本来は目の前もゲレンデのコースのはずですが閉鎖されているのか人目を気にせず楽しめました。

最近はインターコンチネンタル系列はどこもポンプボトルタイプに変更になっています。ブランドはバイレードです。

ドライヤーはパナソニックのナノケア。自宅でも使っています。話題の韓国製ドライヤーであるレプロナイザー4Dや抜群のブランド力のダイソンよりも個人的にはこちらのほうが私の髪質には合っています。

エントランスのすぐ横にはウォークインクロゼットが。こちらだけで3畳以上はあるのではと思うほど広いです。ただここまで広くするのであればレイアウトや造作はもう少し工夫の余地はあったかもしれません。

トイレは手洗いカウンター付きで、こちらにもバイレードのハンドソープとタオルが置かれています。

バルコニー部分。ホテルの1階客室はガーデン付きですが、今は雪に完全に埋もれてしまっています。

次回に続きます。