キンプトン新宿東京 宿泊記 プレミアムルームキング リビング付きの部屋(2025年7月)

キンプトンに宿泊するのは久しぶりです。スタッフもすっかり変わってしまいましたが、見覚えのある方もいますね。

キンプトンのコンセプトって「Ridiculously Personal(とんでもなくパーソナル)」ですが、Ridiculouslyという単語がもともとはネガティブ寄りなバカバカしいみたいな意味だったのが、むしろポジティブに変わっていくのってどの言語でもあるのですね。「素晴らしい」も昔は悪い言葉寄りだったらしいですし、そもそも「とんでもない」も両方の意味がありますね。

世の中にはコンセプトやキャッチフレーズが独り歩きしている例がよくありますがキンプトンのそれは実に「らしい」ですね。「とんでもなくパーソナル」という片鱗は初回から個人的には十分に感じましたが、数回宿泊するとよりよく理解できますね。でもオープンした時、この言葉を体現するのにさぞかし苦労したことでしょう。

キンプトン新宿東京に最初に宿泊したのはこの時です。

一年半前に最後に宿泊したのはこのタイミング(ひと月で2回宿泊しました)

今回のお部屋は「プレミアムルームキング リビング付き」というタイプのお部屋です。こちらのホテルのスイート以外のお部屋では一番人気があるタイプではないでしょうか。というかジュニアスイートタイプよりむしろこちらのお部屋のほうが好きな人もいるでしょう。特にすごく広いわけではないのですがいろんなものがちょうど良いレイアウトなんですよね。荷物スペースが広いので部屋はすっきりと使えますし。

このへんでスーツケースを広げたりできますし便利です。

こちらのホテルはコロナ禍の2020年秋のオープンでした。コロナ禍の時は結構ワーケーション的にホテルを利用していて宿泊数も一番多かったので2021年の更新の際にキンプトンのインナーサークルの資格もおまけでいただき(招待制で本来はIHGダイヤは必須、キンプトンのみで年45泊(15滞在)以上か、ロイヤルアンバサダー以上が最低条件と言われています)、それでこちらのホテルに多く宿泊するようになりました。

でも2023年後半ぐらいからは円安+インバウンドのダブルパンチでこちらのホテルも常に9万円ぐらいのレートになり、さすがに宿泊する気がおきなくなっていました。そしてとうとうインナーサークルの資格も切れてしまいました。コロナ禍でかないませんでしたができればその期間中に欧米のキンプトンに宿泊してみたかったです。インナーサークルの時は毎回シャンパンボトルをお部屋に用意していただいたのは嬉しかったですね。

2024年には一度も宿泊していなかったのですが、ここ最近の東京は一時期の狂乱的な価格からは少し落ち着きを見せ始めており、今回約1年半ぶりの宿泊となりました。

手書きのレターにも行間にお前ら久しぶりやなというニュアンスを感じます(笑) だって日本人にとってはとんでもなく高かったんだもん。

きれいにセットされたベッド。いつもこちらのホテルは清潔感があります。

ウェットエリアとベッドルームは引き戸で仕切れるようになっています。

こういうちょっとしたスペースが良いですね。

デザインに破綻がありません。

この磁石に見えるベッドランプは簪(かんざし)をイメージしているそうです。私にはセンスがないので(笑)、新宿という街の磁力を表現しているのかと最初思いました。

このあたりが少しゆったりしているのでリビング付きと称しているのでしょう。でもリビング付きは言い過ぎですね。元の表現のアディショナルスペースというほうが実態には即しているのでしょうけどそれはそれで何のことかわからないですよね。

カップル向けアパートメントのモダンなダイニングスペースという感じです。

ジュニアスイートタイプにもあるドレッサーのスペース。簡単なパソコン作業ならこちらでもできますね。

以前は瓶だったミネラルウォーターは紙パックに変わりました。

こちらのタイプのお部屋はミニバーが無料となっています。ソフトドリンクが中心ですがビールもあります。

こちらのスナックも無料です。

グラスやカップ類は引き出しの中に

洗面スペース。ハンドソープやボディクリームはアトリエブルームのもの。

歯ブラシや髭剃りなどはリクエスト制とかではなく最初から用意されています。

キンプトン新宿東京のバスルームは複数の素材を組み合わせた凝ったものです。バスタブも日本式に深く広さも十分です。なんとなくライフスタイルホテルというとシャワーブースで済ませてしまいそうなイメージなので、ここがかなり重視されているので日本側の意向でしょうか。

アトリエブルームのシャンプーやコンディショナーは好みです。滞在中に何度もシャワーを浴びてしまいます。あと見えづらいですがバスソルトも用意されています。

このバスローブ、着心地が良くて好きです。

浴衣。ディスプレイしてあるので使っていいのか一瞬迷いますね。

ナイトウェア。おそらくは本来用意されていない気がするのですが、浴衣嫌いな私が最初の宿泊でリクエストして以来いつも入っています。

ハンディタイプのスチームアイロン

トイレは個室タイプです。

次回はイブニングソーシャルアワーの様子をお伝えします。