平日夜に東京から那須に移動する際、当日日中にびっしりと会議が入っていたために那須まで移動するのが億劫になり途中の佐野で1泊して向かうことにしました。そういう理由なのでできるだけ安く、でも不快な宿は嫌だしと選んだのがこちらスーパーホテル佐野藤岡です。2021年3月にオープンした最新のスーパーホテルであるため興味があったというのもあります。
東横インとスーパーホテルの2社は安価なカテゴリのビジネスホテルのクオリティー底上げに大きく寄与したと思っていて、朝食のサービス、ベッドの質や大きさ、室内の清潔感、全国どこでも一定水準以上のサービスが受けられることなど。それまでも既存のビジネスホテルチェーンはありましたが、古びたホテルが多いチェーンや、設備の割に割高感があるチェーンなど「この値段だから我慢するしかない」というレベルのホテルも多かったと思います。現在だとドーミーインがビジネスホテルチェーンだと一番人気があると思うのですが、ドーミーインはエリアや時期によって日本企業の出張規程の上限枠を超えてしまうこともあり(出張規程の移動手段やホテルの金額上限は不思議なことに大手企業のほうが一般的に厳しいですね)、またちょっとカテゴリとしては普通のビジネスホテルとは別なのかなと思っています。
当日は19:30過ぎ頃にホテルに到着しました。チェックインはペーパレスになっており、ネット予約であらかじめ登録された情報をタブレットでで参照して署名する形になっています。
あとこれはかなり以前からですがスーパーホテルの場合は(開業年の古いホテルを除いて)いわゆるルームキーがなく、部屋のハンドルについているテンキーに暗証番号を入力して開錠する仕組みです。
今回はスタンダードルームより少しだけ広いエクストラルームというカテゴリにしました。通常のお部屋との一番の違いは冷蔵庫スペースと一体となった大きなデスクとソファがあることです。これテレワークにはぴったりですね。
ソファとは反対側のスペースにポット、パナソニックのドライヤー、冷蔵庫、ゴミ箱等がコンパクトに集約されています。
ベッドは150センチ幅とビジネスホテルとしては十分すぎるスペースです。ベッドは独自開発のマットレスを使用しておりこの価格帯のクラスとしては寝心地はかなり良いと思います(マットレスは堅さや弾力など個人の好みの差が大きいですが)。壁面の一部には珪藻土が使われているそうです。枕は標準として置かれているものの他に8種類から選ぶことができます。ナイトウェアと同様フロント横のスペースから自分で部屋に運びます。
今回は感染予防のため利用しませんでしたが館内には温泉浴場もあるためタオルを入れるためのエコバックも用意されています(持ち帰ることはできません)。
何インチかは確認しませんでしたがソニーのテレビもかなり大型です。
スーパーホテルはユニットバスについてはかなり割り切っている印象です。バスタブも膝を大きく折り曲げないと入れないですし。まあ大浴場を利用すればいいのでしょうけど。このあたりはより高い価格帯のアッパービジネスホテルと違う点でしょうか。
シャンプーやボディーソープはオーガニック素材を使ったものです。私は肌は弱い方で某国内大手生活雑貨メーカーのメジャーなボディーソープを使うと体がかゆくなるのですがこちらのは大丈夫でした。
イオン水というのに特段の効果があるとは思いませんがこれはご愛嬌ということで(笑)。
どの店舗でもやっているサービスではないと思うのですが(追記:と思っていたら今はほとんどの店舗で導入されているのですね)、スーパーホテル佐野藤岡の朝食スペースはロハスラウンジと名付けられていて、夜の18:00-21:00にウェルカムバータイムというのがあり、ウィスキーやワイン、リキュール(ノンアルコールリキュール含む)等を無料で楽しむことができます。ソフトドリンクも無料でジュースや炭酸水もありますからカクテルやハイボールを作ったりもできます。
※蔓延防止対策や緊急事態宣言中はアルコールサービスは中止となります
朝食も宿泊料金に含まれています。昔の無料朝食ってご飯とみそ汁あるいはパンに1~2品くらい申し訳程度にある程度でしたが今は品数も豊富ですね。最近はシティホテルでありながら出来合いの総菜を並べているだけのホテルもありますが、それであればビジネスホテルで十分とも言えます。
今回はヤフートラベル経由で2名利用で約7300円でした。スーパーホテルは1人利用の時と比較して2人利用は高めに設定されることが多いのですが、今回は良い感じの価格帯でした。また何かの折に利用したいと思います。