ノシャップ岬 樺太食堂「うにだけうに丼」とサロベツ原野の原生花園(HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス旅行 その5)

稚内駅前のニッポンレンタカーで事前に予約しておいたレンタカーを借りて出発。この日のレンタカーは既にどこも予約でいっぱいでした。借りたはいいものの実は行先を決めていなかったのですが稚内市内を走りながら時間もあるしサロベツ原野辺りまで行こうかなと。

天気が良ければ宮ノ台展望台や名山台展望台に寄っても良かったのですがこの日は利尻山も見えなかったのでまっすぐ目的地のサロベツ原生花園へ。駐車場に隣接して立派なビジターセンターがあります。

前回こちらを訪れたのは2018年でその時は10日間ほど見頃より早くほとんど咲いていなかったのですが、今回はある程度咲いていました。但し見頃からは4~5日遅かったかなと思います。このあたりなかなか最高のタイミングには出会えませんね。

1周で30分ほどの遊歩道を見て回りました。

見頃は過ぎたとはいえ、まあこれぐらい咲いていればかなり良い時期に来たと言えるでしょうか。

エゾキスゲが咲き乱れたその奥に利尻富士が浮かんでいるというのがここのベストショットなのですが、昔からあまりこちらでは天気に恵まれません。

サロベツ原生花園を出発して稚内市内への帰りは国道から離れて海沿いの道を選びました。

途中稚咲内や抜海などを通ってノシャップ岬を目指します。留萌からの日本海オロロンラインの最終地点でもあります。このあたりも有名ではないですがところどころ原生花園や、あとは林に囲まれた湿地の湖沼群があります。昔一通りそれらを巡りましたが無名の場所ばかりでほとんど誰にも会わないので道を外してうっかり底なし沼とかにはまったら誰も助けてもらえず・・みたいなことになるのかなあと。

浜勇知展望休憩施設(こうほねの家)から見た稚内西海岸の風景。

ここまで来ればノシャップ岬はあとわずかです。

ノシャップ岬で少し早めのランチをとることにしました。すごく昔に来たような気がする樺太食堂です。南樺太から移り住んだ先代が開業し今は2代目によって営業しているようです。ライダーはともかく、チャリダーという言い方はもうしないですよね。

せっかくここに来たならやはり「うにだけうに丼」を注文しましょう。

ウニだけと言いながら上部に少しイクラがのっかっているのですが、元々はウニだけだったのを客の要望により少し他のトッピングを選べるようにしたのだそうです。うにだけうに丼を注文すると何故かステッカーがついてきます。

いやーたまりませんね。稚内のムラサキウニは質の良い昆布を食べているのでとても上質な味です。ひと晩ほど寝かせたものを提供していてほどよい濃厚さです。

壁と天井にはびっしりと訪問記念の文章が。注文するとみんなにマーカーと紙が渡されます。

ライダーやバックパッカーが多く訪れた時代を思い起こさせるようなお店でした。もちろんうに丼のおいしさは言うまでもありませんでした。