パークハイアットソウルはCOEXモールに対して交差点を挟んだ向かい側に位置している。
建物は全面ガラス張りとなっており良く目立つが、外から部屋も丸見え状態なので、カーテンを閉め切っている部屋も多い。
部屋に入ると廊下のスペースがなく正面奥にはいきなり大きな開口部が広がる。これを落ち着かないと見るか、広々としたゆとりのある空間と見るかは人それぞれだが、個人的にはとても気に入った。
今回はデラックスカテゴリの中では比較的広いタイプの部屋をアサインされたようだ。
またもうひとつの特徴はとにかく天井が高い。この高さはかなりの贅沢。
部屋にはスモモのようなフルーツが。この時期ソウルのいずれのホテルでも見かけた。
ミニバーやグラス、ポット、金庫などは作りつけの家具にキレイに収納されている。このあたりの作りはかなりこなれた感じ。
部屋全体が品よくコーディネートされており、カッコ悪いものはすべて排除されているので、とても心地よい空間に仕上がっている。
なぜこんなモノをココへ置いたのかという違和感はどのグッズからも感じない。特別高級なものを使っているわけではないのだが、すべてに調和がとれているのが良い。
バスルームは部屋からも洗面スペースからも外からもガラス張り。
かなり思い切ったデザインだが、どこからも丸見えなので実際にはカーテンを下ろして使うことになる。下ろしても開放的な気分になるのだから不思議なものだ。
アメニティーはイソップ。最近のホテルチェーンにありがちなわけのわからないオリジナルブランドでないのは好感。
シンクはダブルではなくシングルだが、トイレはセパレートタイプとなっている。ソウルの他のホテルもそうだが歯ブラシと髭そりの常備はない。ただリクエストすれば持ってきてもらえるようだ。
クロゼットはウォークインタイプではないが客室とサニタリースペース双方から使える設計となっており、なかなか便利。引き戸を多用しているのは東京のパークハイアットと同じだ。
全般的にはパークハイアット東京のようなバブリーな雰囲気とは違い、よりシンプル。とはいうもののデザインの方向性自体は似ていて、どちらもパークハイアットらしいパークハイアットと言えるのではないだろうか。
朝はゴールドパスポート特典のモーニングコーヒーを。このサービスは手間もそれなりにかかっているはずだが、今後もぜひ続けて欲しいもののひとつ。
サービス面では、かなりきめ細やかに対応してくれる印象。こちらがあれこれ説明しなくても良いのはかなり楽。ホテルはスタイリッシュだが、スタッフから受ける印象はよりフレンドリー。また、日本語を勉強しているスタッフも多く、複数のスタッフがかなりキレイな日本語を話してくれたのは意外。チャックアウト時はCOEXエリアにあるバスターミナルまで模範タクシーを手配してくれた(タクシー代はホテル負担)のもスマート。
また是非再訪したいホテルのひとつだ。