新高輪プリンスホテル「メインバーあさま」でカクテルプラン

私の中でホテルらしいメインバーと言えばいくつかあるのですが、その中でも好きな一つが新高輪プリンスホテルのメインバーあさまです。プリンスホテルはしっかりとした正統派のバーがあるところが多いですね。

こちらのバーは(ホテルの建物も)村野藤吾の作ですが、建物の外観以上に内部は建築的な遊びがちりばめられた素晴らしい空間だと思います。あと個人的には大阪の上本町で育ったこともありこのホテルの建物を見ると子供のころから見ていた同じ村の藤吾作の都ホテル大阪を思い出します。外観も似ていますね。開業当時はいつも数個しか部屋の灯りが付いていなくて子供心にこのホテルこんな場所に建てて大丈夫だったんだろうかと感じていました。

といろいろと思いを語りましたが今回訪れたのはオズモールでカクテルが飲み放題でおつまみのフードも付いて3900円というあまりにもお得なプランを見つけたからです(何だ結局お得か・・とか言わないでくださいね 笑 それ以外でも結構来ているのでたまには得させてください)。

ホテルのロビー。改装後は村野建築の良さが幾分スポイルされてしまった感はありますがこれも時代なので仕方ありません。右側の大きな絵は洋画家である小山敬三の作品「紅浅間」。メインバーあさまの名前はこの絵からきています。浅間山の見える軽井沢とプリンスホテルは切っても切れない関係ですしね。

バーのエントランスです。

そんなのホテルの上級会員になってクラブラウンジにはいればいつでも飲み放題じゃんという人もいそうですが、1杯ずつきちんとバーテンダーの方が作ってくれたカクテルはやはり全然違いますし、何よりも先ほどから述べているように空間の贅沢さも違います。お酒を飲めればいいというものではやはりないですね。

いつ来ても入った時にいいなあと思います。

12月なのでツリーもありました。

全体が良く見えるソファー席のほうに案内をしてもらいました。一人でよく来ていた時代はもちろんカウンターが多かったですが。

最初はすっきりとしたロングカクテルから。ジントニックだったかな。こちらかなりの種類のカクテルがあり充実していました。

サイドカーも安定感のある仕上がりでした。

シンガポールスリングはすっきりとラッフルズスタイルではないほうで作ってもらいました。

これだけ美味しいとつい飲みすぎてしまいます。

フードは3種類(冷菜2種類と温菜1種類だったかな 記憶曖昧)を選択することができます。

飲み進むうちにフローズンやブラッディ・メアリーも。セロリやウスターソースも付いてきます。

2人で結構飲んでしまいました。良い時間を過ごせました。2021年2月現在はコロナで休業中ですがまた早い時期に再開してもらいたいですね。