普段私はIHG主体に宿泊をしていてそこそこ満足しているので他ホテルチェーンをそこまで多く利用することはありません。ところが今回必要にせまられて?銀座で宿泊を重ねることになったので、そのついでにプラチナステータスも獲得してしまったというのが今回の宿泊です。
銀座に宿泊することなった経緯についてはこちらの記事を見ていただければと。
おそらくタイミング良くフラッシュセールがなかったらアロフトではなく銀座周辺のアッパービジネスホテルに滞在を決めてIHGからマリオットへのステータスマッチもしなかったと思います。フラッシュセールによって普段1室25000円程度で販売されている部屋が当時Go To適用前で12000円税・サービス料込となったのは大きかったですね。
変にハイテンションなホテルだったらどうしようと若干の不安はあったのですが、実際にホテルを訪れてチェックイン手続きをする中でそのような不安は解消されました。確かにフレンドリーでカジュアルな応対ではあるのですが、初めてバンコクのインディゴに宿泊した時のようなガチャガチャくじを出してきて大騒ぎみたいなぶっ飛んだ感じはなくてほっとしました。ちなみにこの時はGo Toは使用していません(既に非課税の上限に近づいており年間の上限を超えないようにしたため)。
アロフトは開業して間もなくお得なフラッシュセールが開始され、また同じ時期に東京がGo To対象になったこともあり当初は大変な混乱になってしまったようですが、この頃には既に落ち着いておりスタッフにも余裕が感じられるようになっていました。開業当初のような状態でまともなサービスを求めるのはさすがに酷というものでしょう。
初回のチェックインは夜でしたので外から見たライトアップがきれいでしたね。隣には同じマリオット系列のACホテルが。
エントランスやロビー周りもアロフトらしさ全開です。
既にいろんなブログで紹介されているので詳しくは説明しませんがエレベーターホールのプロジェクションも独特です。
客室は通常のアロフトキング・ツインとサヴィーツイン・キングにそれぞれ宿泊しました。サヴィーのほうが4平米ほど広いとされているのですが部屋の向きや眺望、配置の好みがあり一概にどれがいいとは言えない気がしました。というわけでどの部屋がどのタイプか既に忘れてしまったのですが、一覧でご紹介します。
こちらは最初に4連泊したお部屋。こちらはおそらくサヴィーキングのタイプと記憶しています。ちなみにこちらのホテルはプラチナステータスでもアップグレード対象外ですので基本は予約した通りの部屋になります(ライフタイム会員ぐらいなら違うかもですが)。
水回りのスペースとはこんな感じで仕切られています。
仕切り壁やハンガー掛け、全身鏡などは作り付けタイプではなくスケルトンの空間に後付けで取り付けたような感じになっています。通販によくある突っ張り棒の商品を思い出しますがもちろんこちらはチープに見えてもしっかり固定されていますのでグラついたりなどという心配は無用です。
別の日に宿泊したツインタイプ。
こんな配置の部屋も。こちらは明らかに狭いタイプですね。
続いて各部屋に共通の設備をご紹介していきます。スイート以外の客室にはバスタブはなくシャワーのみです。レインシャワーもあります。
トイレは独立タイプ。
アメニティーはカナダのファーマコピアというブランド。最近シャンプーやコンディショナーは環境に配慮したボトルタイプになっているところが増えてきましたが、ここはまだ使い切りのミニボトルタイプなのは良いですね。カナダのブランドですが香りは南国系に近いです。
洗面周りはシンプルで特に高級感はありません。髭剃りなどの備品は左上の袋の中にまとめられています。
アルコールシートも置かれていました。
サイドには大型の鏡があり、鏡裏に間接照明が埋め込まれています。LEDの普及によっては最近は照明のバリエーションが増えましたね。
ハンガーは最近増えている開放型。服装のカジュアル化もありますし昔のような大型作り付けクロゼットは減りつつあり、このような形かウォークインかに2極化している気もします。最近は自宅新築時にウォークインクロゼットに扉を付けない人もいるとどこかで聞いたのですが、ホテルのように短期滞在ならともかく、ほこりの付き方も全然違うのでコストダウンなのかもしれませんがそれはどうかと思ったりしました。
ティファールの衣類スチーマー。アイロンをかけなくてもシワがとれるというものですが結構重くて使いづらいです。パナソニック家電に同様のものがありそちらの方が日本人向きな気がしますね。
ハンガー下には使い捨てのスリッパもあります。
ドライヤーは可もなく不可もなく。
ミニバーコーナー。ミネラルウォーターは無料で2本用意されていました。コーヒーは通常のドリップ式ではなくコップのフチにひっかけてお湯を注ぐようなタイプです。持ち出し用の紙コップが付いているのも便利ですね。冷蔵庫には何も入っていません。
金庫は引き出し式、ナイトウェアも用意されていました。ナイトウェアは開業当初はビジネスホテルのようにロビーから持っていく方式だったようですが、途中で予定の数がなくなることがあったりしたため(誰かが複数持って行った?)、今は各部屋に用意されるようになりました。
毎日の朝食は2階のThe WAREHOUSEで。
おしゃれなアッパービジネスホテルのそれとも印象がかぶりますがサービスはしっかりしていました。
ビュッフェのみだと1800円、追加で卵料理やおにぎりセットを注文すると3000円となりますが、マリオットプラチナステータスだと無料の朝食が選択でき3000円の内容も差額無しで選択できます。
パンやサラダのクオリティーは普通ですが、ジュースの種類は豊富で良いものが揃っているのはうれしいですね。
あと卵料理のプレートは結構凝っています。オムレツのクオリティーも高いですし、付け合わせのソーセージやハムもワンクラス上のものを使っています。ハムもヒルトンあたりでよく出るものよりは良いですね。どこかの「高級ホテル」のようにオムレツの具の種類が選べないなんてこともありません。
別の日にはおにぎりのセットをオーダーしました。お汁が具だくさんなのがうれしいですね。おにぎりはボリュームがありすぎなので2回目からは数を減らして注文しました。
毎日オムレツだとヘビーなのでフライドエッグにすることが多かったですね。卵料理にはコーンスープやパンプキンスープがついてきます。
ポーチドエッグ。
こちらのホテルの特長としてルーフトップバーがあります。
ルーフトップバー「ROOF DOGS」のエントランス部分。
ワーゲンのキッチンカー。クレーンで運び込んだのでしょうかね。
奥の方はグループ向けのソファスペースが。
本当はルーフトップバーで食事とお酒を楽しみたかったのですがさすがに12月の外は寒く誰もいませんでした。
というわけで本来ならROOF DOGSで楽しむホットドッグを1階にていただきました。ボリュームもあり美味しかったですよ。
プラチナ会員向けのウェルカムギフトは朝食のかわりにポイントや1階「W XYZ 」バーでのカクテルクーポンもチョイスできます。但しカクテルクーポンは朝食が毎朝食つくのに対して1滞在にひとつです。宿泊が連続していない日に1回だけ利用してみました。朝食やカクテルクーポンの内容は同伴者も1名までは無料で提供されます。
カクテルクーポンには専用メニューの中からドリンクを1杯と盛り合わせのセットが提供されます。
滞在をしてみた感想
最初は泊数を重ねられればいいと思って予約したアロフト銀座。ところが特に朝食時がそうだったのですが定期的に滞在しているゲストとしてしっかりと「認識」をして継続的なコミュニケーションをとってくれることで、いつしかただのカジュアルなホテルからフレンドリーで快適に過ごせる場所として印象が変わっていたように思います。
私はどちらかというと設備や空間が良ければサービスはその次ぐらいでいいと思うほうですし(サービスはその時いる人に依存するため)、どちらかというと常連を目指さない動きをするのですが、それでもやはりパーソナルなサービスを受けて悪い気になる人はないなとあらためて感じました。次に泊まることがあったら同じスタッフが同じようにいることを期待したいですが、それだけはわからないですね。もっともあり得ないぐらいの泊数を宿泊している人はグループ内の各ホテルに知り合いがいるでしょうから様々な場所で良いサービスを受けられるでしょうけど、出張も限られるのでそこまで泊まらないですしね(笑)。
そういうわけでマリオット系列には全く興味がなかった私ですが時々はこれからも宿泊しても良いかなと思った次第です。