ホテルインディゴ軽井沢 宿泊記3 薪火イタリアン「KAGARIBI」のディナー

外も暗くなってきました。そろそろレストランにディナーに向かいます。

レストランは別棟にありますので外通路を歩いていきます。不便という見方もできますが、一方では軽井沢の空気を感じながらの移動となるわけで、わざとそうしているのかなとも思います。

ホテルインディゴ軽井沢のオールデイダイニング「KAGARIBI」は薪火を使った肉料理やピザ、野菜料理などをイタリアンとして提供します。吹き抜けになったダイニングは木の質感を活かした温かみのある空間となっています。

ちなみに左側に少し見えている2階は繁忙期用のサブ席として使ったり各種イベント用に使う予定とのことです。夏の最盛期にはこちらで朝食等をとることもあるかもしれませんね。上級会員だけこちらのスペースにご案内みたいな感じでセパレートしてくれるとうれしいのですが。

バーカウンターもあります。

こちらのカウンターの向こう側には薪の火が。こちらのカウンター席でシェフが目の前にいて前菜からメインまで目の前の薪火を使って仕上げてくれるコースとかあったら高くても申し込んでしまいそうです。左側にあるのがピザ窯です。

夏はテラスでも料理が楽しめそうです。

シェフは元はグランドハイアット東京のフィオレンティーナにいらした方で、軽井沢ではその土地ならではの素材を使って別荘地らしく薪を使った料理でもてなしたいとのことでした(ホテル自体も別荘をイメージした建物になっている気がします)。ピザ窯も理想の状態にするため何度も調整をし直したそうです。

今冬には間に合わないですがジビエ料理もメニューに加えたいとのこと。軽井沢では意外と地元のジビエが手に入りにくいようで、信頼できる供給元ができればオンリストする日も遠くないかもしれません。

最初は1回目ということもありますし勝手もわからず事前情報もないのでまずは一番お手頃な6000円(税べサ込)のセットメニューを注文するつもりで来たのですが、シェフの意気込みを聞いてなるべくいろいろな料理、中でも薪火を使うような料理も注文したくなったのと、その日のセットメニューはメインがローストではなく煮物だったのでアラカルトで楽しむことにしました。

ちなみに料飲マネージャーの方はキンプトン新宿東京から移ってきたそう。キンプトンに何度か宿泊しているので覚えていたそうで、サービスの仕事の方はこういう記憶力が素晴らしい方が多いですよね。私は言われてやっとそういえばと思ったレベルでお恥ずかしい。

ドリンクはシャンパーニュを。

まずは鮮魚のカルパッチョを。軽井沢で魚?と思うかもですが日本海からすごく遠いわけではありませんからね。軽井沢 柳沢ファームの新鮮な野菜たちもたっぷりと添えられています。

そのままだと刺身の部分がわかりづらいので取り分けたところを。

パスタはヤリイカのペペロンチーノ スパゲッティーニ。こちらも具とパスタがよくなじんでおりシンプルだからこその美味しさでした。

クアトロフォルマッジ。軽やかな香ばしさとチーズの濃厚さがよく合っています。

蓋には豚さんが。

骨付き信州豚の薪グリル(2~3名用)。ボリュームがすごいように見えますが余計な脂も落ちていますし、案外ペロリと食べられます。薪料理ならではの風味もあります。

デザートはトルタ・チョコラータを注文。パティシエはパレスホテル東京から移ってきたようです。

もちろん中はトロトロです。

コーヒーはBellevilleのものを。Bellevilleはパリで2013年に開業したスペシャリティーコーヒーのお店で日本では下北沢に進出しています。

ホテルはもちろんのこと、東京や軽井沢の別荘族の人にもこちらのレストランを目的に訪れるような存在になってほしいという想いが伝わってくるような内容でした。イタリアン激戦地の軽井沢でもきっと存在感を発揮できるように思いました。