遠刈田温泉「旅館 大忠」をチェックアウトした後はレンタカーで県境を越えて山形県村山市へ。ここまでやってきたのは今回の山形旅行でも楽しみにしていたレストランのひとつ「ひつじや」を訪れるためです。
「ひつじや」は自家飼育100%のジンギスカンが名物です。山形でジンギスカン?と最初は思ったのと、他に主要な観光地も付近にないことから知ったのは随分前にもかかわらずなかなか行く機会がなかったところです。今回遠刈田温泉の旅館がまず目的地としてあって、そこに「ひつじや」ともうひとつ山形市内の「イル・コテキーノ」をレンタカーを使ってつなげた感じです。
ひつじやに到着するとまずは羊たちがお出迎え。この子たちもいずれジンギスカンになるのかと思うと少しだけ胸が痛みますが、正直なところ食欲のほうが勝ってしまいます。
山小屋風のログハウスです。店主の父親とその友人の手作りだそうです。
エントランスからして何となく期待させる雰囲気ですね。
ワンちゃんもお出迎え。
中は結構広くていくつかの空間で仕切られています。
こちらのレストラン、実はワインも色々と揃っていたりするのですが、そういうわけでランチで酒無しということになってしまったのは残念ですが、まずは一度行くことに意義があるかと。
まずはメニューを見てみましょう(価格は当時のもので今は少し値上がっています)。
まずはこれを注文しないと始まらないのでひつじやスペシャルジンギスカン(季節の野菜付き)を2人前、そしてジンギスカンと並んで隠れた人気のフライドポテト、さらに生ハムプロシュットを追加しました。
妻はせっかくなのでワイン(ナチュラルワイン)を飲んでもらいましたが、私はドライバーなのでアサヒ ドライゼロで我慢です。
さて、羊がやってきましたよ。ひつじやの羊肉はラムではなくサフォーク種の羊を2年ほど育成したマトン肉を利用。しっかりとした味わいはありながらも変な臭みは全く感じません。マトンは臭いものという思い込みがある方はこちらの羊肉を食べてほしいです。ちなみに羊の育成時に化学飼料は全く使わないそうです。
野菜を先に敷いて蒸し焼きにするような感じで焼いてくださいとのこと。北海道のジンギスカンとはちょっと食べ方が違いますね。羊はまだほんのりと赤味が残っている火の通り具合でもOK。また脂の部分の旨さが通常の物とは違いますね。野菜もどれも新鮮です。
厚みもあり結構豪快な切り身です。食べる前からよだれが出そうですね。自家飼育なのでもちろん一頭まるごと処理されますから、いくつかの部位が混ざって提供されています。
生ハムプロシュートもやってきました。
そしてフライドポテトは上からチーズをこれでもかというほど振りかけていきます。
今回は夜にもかなり食べる予定だったため、おかわりなどはせずかなり私達としては抑え目にしたのですが、そのためもっともっと食べたい!と後ろ髪をひかれる思いでした。
今度は夜に来てワインや日本酒も楽しみながらお腹いっぱいに食べたいなと強く感じました。