「saveur サブール」は札幌すすきのの雑居ビルの中にあるフレンチレストラン。北海道産の食材を使用したレストランというので、〇〇畑のサラダみたいな雰囲気を想像していたのですが全く違い、どちらかというと都会的な料理でした。
以前はディナー7000円台からだったのですがメニュー変更に伴い1万円からに、さらに高級食材を使ったコースは15000円と東京のレストランと変わらない価格帯となりました。札幌のフレンチならではの割安感はなくなってしまいましたが、素材も妥協する必要がないでしょうし個人的にはそれでいい気がします。そのかわりインテリアや席のゆとりはもう少しグレードアップしていいように感じました。ちなみに原価からのお得感でいえば実は15000円のほうが更に上だと思います。
リニューアル記念ということでシャンパーニュがサービスされましたので実際には8500円相当でコースを楽しめたことになります。
1人で訪れたのでカウンター席にて。
まずはアミューズ。
前菜の盛り合わせ。
訪れたのが半年ぐらい前なので記憶があいまいですがこれがフグだったかと。
ここで白ワインに。
次は確か足寄産の馬肉と(たぶん噴火湾の)ウニの料理。
パンは自家製でしょうか。
そしてこちらのお店のスぺシャリテでもある「北海道のクネル」。
ワインは赤をグラスで。
この日のバイ・ザ・グラスのセレクトはこんな感じ。それなりの価格帯です。こちらはもうちょっと安い値付けでもいいかも。
ここでいったんグラニテが。
メインは滝川産の鴨。
デザートもかなり凝ったものが出ます。
小菓子とハーブティー。
全体的には道産のこだわりの素材を使いながらもフレンチの基本から大きくはみ出すことなく、バランスの良い料理を提供している印象でした。今風の「オドロキ」とは別の方向性ですが、しばらくするとまた食べたくなるようなそんな料理ですね。