イスタンブール新空港は10月29日暫定オープンし、年末をめどに全面移転と報じられていましたが、来年3月以降にずれ込む可能性が高くなったそうです。
イスタンブール新空港は現在のイスタンブール アタチュルク国際空港(IST)の代替空港として、従来とは別方向の黒海沿いに建築されておりすべてが完成すると滑走路6本、年間2億人が利用できるキャパシティで世界最大の空港になる予定です。開業当初は2本の滑走路、88のゲートブリッジがつくられ年間利用客想定が9000万人ということですが、これでも十分に大きい空港ですね。ちなみに全面移転が完了した後はアタチュルク国際空港は閉鎖され、空港コードのISTも新空港に付与される予定です。現在でも巨大なターキッシュエアのラウンジは新空港ではさらに4倍の規模になるとのこと。
ただ建築にあたっては劣悪な労働条件で事故などにより多数の死傷者が出るなど問題も様々起きており、工事自体もズルズルと遅れているとともに、莫大な建設費用について資金繰りの悪化なども伝えられていました。
私は次回の年始の旅行でたまたま金額の安かったターキッシュエアの片道チケットを購入していたのですが、12月中旬を過ぎても一向にフライトスケジュールや空港情報が変わる様子がなく、ラウンジの利用記でも少しだけ書きましたが、ほぼ年末での移転はないなと思っていました。どう考えても無理なのになぜここまでひっぱったのかな(笑)という感じです。中途半端に移転して自身が搭乗する便が大幅遅延したり全くスケジュールが変わってしまっても困るので(今回あまり余裕のあるスケジュールでないため)、延期が決まってほっとしました。
現空港のラウンジ・イスタンブールを最後に楽しんできたいと思っています。新空港でのラウンジは開業後の落ち着いたころに楽しめるといいなと。
何はともわれ安全最優先で万全の体制になってから本格開業してほしいものです。