エスコンフィールドに行ってみた(北海道日本ハムファイターズ 北広島)

北海道日本ハムファイターズのホーム球場が2023年春に札幌ドームから札幌のお隣である北広島のエスコンフィールドに移りました。札幌ドームのゴタゴタはせっかく北海道に来てくれた日ハム球団に対してあまりにも微妙な対応に思えましたがそれは今回の主題ではないのでこのへんで。

本当は開幕戦に行こうと思ったのですが色々と忙しかったのと、やはり初日は混乱もあろうと2週間ほど経ったこのタイミングでの訪問になりました。

札幌別宅のある円山からだと札幌市営地下鉄東西線で新札幌まで行って、そこでエスコンフィールド行きのバスに乗り換えるのが一番ラクでしょうか。シャトルバスのチケットは券売機で購入するか、VISAタッチ決済するかどちらかになります。

(案内図は公式サイトから引用)

バスはコカ・コーラゲート側に到着します。いずれの行先のシャトルバスもこちらのゲートから発着します。

今回はガッツリ観戦する目的ではなく、一通り球場を体験できたらいいなぐらいの感覚だったのでシートは予約せず入場券のみで楽しむことにしました。

エスコンフィールドのチケットの種類はかなり複雑でこれを説明するだけでかなりの行数を使ってしまいそうなので今回は省略しますが、入場券は試合のある日に球場の中に入る権利を買うもので、平日は当日券のみで週末のみ前売りで販売しており1200円でした。試合のない日は無料で球場の中に入れます。

下を見ると選手の名前が書かれたレンガが。

入場券のみの場合はこちらのコカ・コーラゲートからは入れず、リポビタンゲートから入場することになります。

入って最初に球場の中が見渡せた風景。写真だと伝わらないですが圧迫感がなくて視界がいいなというのが第一印象でした。この日は屋根を閉じていたのですがそれでもそう感じたということは屋根が開いているともっと開放感があるのでしょうね。

東京ドームはもちろん何度も行ったことがあり、直近では野球観戦ではなくコロナワクチンの会場として訪れましたが、まあ初期のドームだから仕方ないのですが結構圧迫感を感じますよねあちらは。あと何となく空気の淀みを感じますがエスコンフィールドはそんなことはありません。

様々なストアがあります。

1階分上に上がってみましょう。

だいぶ風景がかわりますね。でもこの高さになってもグラウンドがかなり近く感じます。

先ほどのコカ・コーラゲートを球場内からみたところ。

今どきの球場だけあってショップやレストラン、各種施設がたくさんありますね。

球場の中には各スポンサーのスペシャルシートがあり、コカ・コーラなら清涼飲料水が無料になります。他にもスペシャルメニューが注文できるシートやペットと一緒に観戦できるシートなど様々なシートが用意されています。

「はちきょう」や「町村牧場」など北海道のお店も多く入っていますね。

そして3階にも。

おーこんな感じですか。

画面がデカくてキレイ。しかも薄い。

このあたりなんかも開放感があるのですよね。歩いていても気持ちいいです。

こちらがTOWER 11。こちらに球場を見渡せるホテルやサウナ、温泉浴場があります。温浴施設は1人5000円で水着着用エリア(展望風呂や水風呂、サウナ等)と内湯に分かれます。

(公式サイトから引用)

こちらは「そらとしば」のルーフトップテラスです。屋根がオープンエアになっている快晴の日は気持ちよいでしょうね。こちらは2名で1万~2万円、4名で2万~4万の価格設定でスペシャルオードブルと一人ドリンク2杯がついてきます。敢えて不人気な試合日程の時にピクニック気分で安く楽しむのもありかもしれません。

こちらではよなよなエールが運営するお店で球場オリジナルクラフトビールをいただくことができます。

こちらのイートインのシートも有料になっています。

入場券だけでも歩けるコンコースが広いので座席がなくても色々散策したりして十分に楽しめます。ただし歩きすぎて疲れますが・・・。しっかりと試合観戦したい人は座席は必須でしょうが色々楽しむついでに野球も見るみたいな楽しみ方でも個人的にはいいような気がしました。

さすがに歩き疲れて、かつお腹が空いてきました。

そこでフードコートっぽくなっている七つ星横丁に。

試合が始まる前はこんな感じでとてもじゃないけど並んだりする気になれなかったのですが、試合が始まると落ち着いてきました。

こちらのイタリアンっぽいお店に入ってみましょう。

こんな感じでランブルスコとおつまみを買ってみました。これで合計1800円ぐらいだったでしょうか。安いものばかり注文したのでそこまでいきませんでした。ちなみに球場内はすべてキャッシュレスになっています。

球場内のレストランは当然ながらテイクアウト主体のお店が多いのですがこちらのエリアは座席があるお店が多いです。私はほとんど試合を見ていませんでした(笑)。

ちょっと量的にも物足りなかったしハシゴしたい気分だったので2軒目はこちらに。いったい球場に何をしに来ているのでしょうか・・・。

銀座三州屋です。なんでまたいきなりエスコンフィールドに出店なのでしょうか。

球場でひとり酒というのもオツなものです。

とり豆腐とじゃがフライを。とり豆腐が意外とたっぷりの量で何気にお得な気がしました。まあでも具を考えると安いメニューではあるのですけど。

他にもいろんなお店がありましたよ。一番混んでいたのはたこ焼きのお店でしたけど。

こちらの寿司天金は旭川の老舗和食店ですね。そんなに高い価格設定ではありません。

こちらは恵比寿のお店でしたっけ?

最初はちょこっと見て帰るつもりだったのですが結局なんだかんだで6回ぐらいまでは見てしまいました。

トイレを出たところにはこんなお言葉も。

下の写真は年間契約のダイヤモンドクラブシートを購入している方が使えるラウンジ。1席で年間100万ぐらいするそうです・・。そのうち上級カード等の特典で1回利用券とか出ないかな。

ラウンジの紹介(公式サイトから引用)

さて、帰りの混雑が始まる前にそろそろボールパークを後にしましょう。

球場の外のFヴィレッジにもショップ等があります。

こちらはトリュフベーカリーですね。門前仲町とは違ってこちらはまだ余裕で買えそうです。

こちらのエリアにはヴィラタイプの宿泊施設もあります(公式サイトから引用)。

帰りは北広島駅まで歩くことにしました。

駅まで信号は一つもない歩道&自転車道なので本来ならとても良い散歩道なのですが、なにぶん球場の中を歩き回ってロクに座ってもいなかったので帰り道が長く感じました。実際には歩いたのは20分そこそこだと思うのですが。

私がプロ野球をよく見ていたのは今は無き近鉄バッファローズのファンだった時代なので、そもそも今の球場がどんな感じかあまりよくわかっておらず今回の新球場も語れないのですが、素人コメントで言わせてもらえば、すごく見やすかったし開放的だし良い球場だなという印象でした。一方で大型ビジョンで派手に一人ずつ割と長めに紹介したりとか純粋に野球だけを見たい人にとっては環境も含めて少し過剰と感じるかもしれないなとも。でもアクセスの不便さ以外は大多数の人には好意的に受け止められるのではないでしょうか。