最初は犬山城下町あたりで夕食にしようと思いましたが案外夜の選択肢は少なめだったのでホテルで食べることにしました。レストランのヤマテラス(車山照)へ。ちなみにこの日の夕食時間帯は満席。そんな中で直前予約にもかかわらず犬山城の見える席に通してもらいましたが、1人なのに申し訳ないです。
1杯目はドイツの伝統のあるワイナリーであるシュロス・フォルラーツのリース二ングから。いくつかの種類がありますがこちらはシャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で作られるスパークリングです。さわやかですっきりしていますが甘い香りも感じ、暑かったこの日には最高でしたね。城下町を歩いてかなり疲れていたし、ちょこちょこ食べたりもしたのでリセットしたく。
最初はグラスでシャンパーニュにしようと思ったのですがあまりその日の気分ではない感じだったのでこちらにして正解でした。お酒もシャンパーニュではなくスパークリングに、メインも最初にお勧めされた牛肉のロッシーニ風ではなく(それよりも安い)鴨にしたからか2杯目以降のワインも安めをススメてくるようになったのですがそうではなくて、牛肉のロッシーニ風も個人的には「俺のフレンチ」で食べればいいかなと。
この日は決められたコースではなくお腹の具合に合わせて好きなように注文したかったのでアラカルトで。最初に出てきたのはアミューズでこれはコースでなくても最初に付いてくるものです。
前菜はお勧めに従ってロブスターのものにしてみましたが、美味しいとは思うもののホテルっぽい料理というか(ホテルですが 笑)それほどピンとくる感じではなかったです。
メインはこれもおすすめの鴨のコンフィ。こちらシンプルな仕上げというか元々ビストロ料理のメニューですしね。
本当は赤ではなくロゼ気分だったのですが、グラスでロゼはないとのことで、それならば「かなり」軽いタイプの赤をグラスでお願いといったところピノノワールを出してくれました。一口飲んでブルゴーニュのそれには感じなかったのでラベルを見せてもらうとカリフォルニアのもの。確かにカリフォルニアの中でもエレガントではありましたが、この日の気分は凝縮された感じではなくもっと薄い感じが良かったです。ただそもそもグラスワインのラインナップの中にはなかったと思うので他に選択肢はなかったですね。ちなみに私はカリピノってあまり進んでは飲まないのですが、こちらはその中では好みだったしワイン自体は美味しかったですよ。
サービスの若い女性の経験とマッチしないところがあるのかもと、もう一品今度は自分の食べたいものを注文。はちみつも使ったソースの料理でサービスの女性にはかなり甘いですと言われたのですが、今飲んでいる赤にはむしろ合いそうだったので。
これは良い感じで、ワインの味ともよく合いました。
たまたまついてくれたサービスの方と息が合わなかったのでちょっと微妙な感じになってしまったのですが、料理自体はどれもまともで、あらためての機会でしっかりと食べてみたいなと思いました。
夜のロビーフロア。この日はバースペースを利用している人はいなかったです。
部屋に戻るとターンダウンが既になされていました。
部屋からはライトアップされた犬山城が。
朝食もこちらの会場で。
朝の早い時間帯に来たのでまだ空いていました。
今日もテラスに隣接した席で。
朝食はメイン料理プラスビュッフェの形式です。
クロワッサンやパン・オ・ショコラは東京 青山のゴントラン シェリエから生地を運んできてホテルで焼き上げたもの。犬山で何故に東京のクロワッサンと思ったのですが、ゴントラン シェリエが日本に再上陸するにあたり名鉄グループがかかわっているのですね。
サーモンは3種類。アマゴとホウライマスをかけ合わせた愛知の絹姫サーモン、地元で養殖した大マスをブランド化した飛騨サーモン、そしてニュージーランドのオーラキングサーモンです。サーモン好きだとこの食べ比べだけでも満足ですね。
ハモンセラーノの生ハムも切り分けられて。
この時は和食のセットをチョイスしました。ちょっとここまでくると普通のホテルの朝食は凌駕していますね。
ワゴンサービスで有明海の海苔は火鉢で炙って、鰹節もその場で削って提供されました。
お刺身もついてきます。
ローストビーフもおまけのようなものではなく、レベルが高いもの。
既にお腹は膨れていましたがクロワッサンも食べずに終わるわけにはいきません。
イズニーの発酵バターを使ったゴントラン シェリエのクロワッサンは風味が豊かで、皮の層がくっきりしているのが特長です。
テラスやその向こうの犬山城を眺めながらの朝食はとても気持ちの良いものでした。
ほんとポイントで滞在したのが申し訳ない滞在でした。