この日は現地ツアーに参加しました。デイヴィット・シタデルホテルに集合し、マリラモールを歩いてエルサレム旧市街のヤッファ門へ。ヤッフォ門は16世紀頃に完成以来、ヤッフォ方面からの荷物を運び入れる門として賑わいました。
ヤッフォ門を入ってすぐのツーリストインフォメーションでパンフレット等をもらって徒歩のガイドツアーで旧市街を散策します。今回のイスラエル旅行はあまり時間がないのでこういうものに参加したほうが効率的です。
旧市街に入ると道が入り組んでいて迷路のようですが、やはり20年近く前でも毎日のように歩き回った場所ですので結構詳細まで覚えていました。
エルサレムの旧市街はまだ朝9時ごろは商店も閉まっています。
「聖墳墓教会はこちら」の看板が。
このあたりの商店等はずっと昔からこの状態だったので、旧市街で商売をしている、あるいは住んでいる人たちというのはどの民族かに関わらず特権階級と言えるかもしれません。紛争があった時期でも旧市街の人たちは表向きはともかく、本音では平和を望んでいたことでしょう。
エルサレム旧市街は、アルメニア人地区、キリスト教徒地区、ムスリム地区、ユダヤ人地区の4つのエリアに分かれています。旧市街は複数の人種や宗教の人が狭いエリア内で共存しているという珍しい場所です。もちろん今までの複雑な歴史があってこその現在なのですが。
さて、聖墳墓教会に到着です。
聖墳墓とはもちろんキリストの墓と言う意味です。イエスキリストが刑に処せられたのはゴルゴタの丘ですが、その丘と言われている場所が聖墳墓教会のある場所です(諸説あります)。
内部はいくつかのエリアに分かれています。入って最初に見えるのはイエスの聖骸に香油を塗った場所と言われており、信者が熱心に祈っていることが多いです。
こちらの聖墳墓教会はそれぞれ宗派ごと(ギリシャ正教、アルメリア正教、ローマ・カトリック、コプト正教、エチオピア正教、シリア正教)に内部に礼拝堂が建てられており、宗派ごとに管理されています。
壁の奥が殉教聖堂になります。
キリストの十字架像のある祭壇下の銀の輪が処刑された場所だと言われている。
これは、何の場所かよくわかりませんでした。
こちらは復活聖堂になります。中央の礼拝堂はイエスの墓があるところです。
常に人で溢れているので内部に入って礼拝しようとすると1時間ぐらいはかかると思います。以前はこんなにおおわれていなくて周囲に群がるような感じで見学できたと記憶しています。
引き続きエルサレム旧市街を見学します。