デイヴィット・シタデル・ホテル エルサレムの朝食(イスラエル・パレスチナ旅行2019 その21)

※こちらを先にアップするはずが間違えてしまったので順番が逆になっています。

朝起きて外を眺めると今日も快晴のようです。この時期のエルサレムはそれほど天気が良いわけではないのでラッキーだったかもしれません。

部屋のバルコニーからはプール、ホテルの向こう側には同系列のマミラモール、そして奥には旧市街の壁が見えます。

それでは朝食のレストランに行きましょう。

レストランのある階へ。

この日は宿泊客がそれほど多くはなかったのか屋内部分は部分的にしか営業していなくて屋根付きのテラスに多くのゲストが配置されていました。

私たちは一番プール寄りの席に座りました。

この日はシャバット(ユダヤ教の安息日)にあたりますので、朝食もその基本を守ったものになります。安息日に火を使った料理は提供されませんので、ホテルではお馴染みのオムレツステーションのようなものもこの日はありません。卵料理は茶色のゆで卵があるのですが、こちらも金曜日の日中までに調理を終えたものになります。

だとすると種類も限られるのではと思いがちですがそんなことはなく実に多くの料理が並んでおり味も悪くはなかったです。この内容なら比較の意味でシャバットでない日も食べてみたかったですね。パンやチーズも豊富です。中東地域はトルコもですがパンやチーズが美味しいところが多いですね。一方で食事規程(コシャー)により肉と乳製品を一緒に食べてはいけないことから乳製品が多い朝食には肉は通常は提供されていません。

あと魚料理も必ずあります。但し魚の骨がある料理は骨をとる作業が「労働」とされるのでシャバット中には食べられません。魚の酢漬けやマリネ、あとはサーモン等が並んでいました。つみれのような料理( ゲフィルテ・フィッシュ )もあることが多いです。

色々書いているとややこしく感じるかもですが食事規程については理にはかなっているというか現在のように衛生状態も保存技術も良くない中では、例えば海老や牡蛎等の魚類以外の水生動物は食べられないとか、豚がダメ、血がしたたる肉はダメというのはよくわかります。

デザートも各種並んでいました。最近ニューヨークで人気と言われる「バブカ」も置いてありました。その横にあったニューヨークチーズケーキのようなものも元々はユダヤ人が食べていたものが移民の多いニューヨークで少し形を変えて人気になったものですね。

最近ではイスラエル発でニューヨークで人気と言えば日本でも店舗があるマックス・ブレナーのチョコレートが有名ですね(おみやげにも買ってきました)。

こんな感じでとってみました。

グレープジュースがあったのでワイン風に。

従業員も昨晩のチェックイン時と同様にほぼアラブ人で構成されています。私たちのテーブルを担当してくれた人は日本人のことが好きなのか他のゲストそっちのけでとてもきめ細やかな対応をしていただけました。

ちなみにエレベーターもボタンを押す作業が「労働」にあたるという理由でシャバット中は一部が各駅停車になります。ホテルによっては飲み物の提供などもすべてセルフサービスとなるようです。