パークハイアット京都の宿泊記、4回目は1階のホームスタイルレストラン「KYOTO BISTRO」でいただく山荘 京大和の朝食です。山荘 京大和では残念ながら食事をしたことはありませんが、そういえばずいぶん昔にJALのスーパーシートのお弁当で京大和が監修していたものを食べた記憶があります(もちろんこちらでいただくものとは別物ではありますが)。
京都ビストロはWEBサイトによると以下のように紹介されています。
ダイニングでは、こだわりの旬の食材を使用し、オープンキッチンでシェフにより繰り広げられる、京都をテーマにした世界各国のインターナショナルフードをご提供します。使用する食器は、400年続く京都・宇治の陶器「朝日焼」の特注品。二寧坂を眺めながら、朝食から早めのディナーまでを1日を通してお楽しみ頂くことができます。
いわゆる京都をテーマにしたオールデイダイニングですね。
客室からレストランに向かいます。
朝の早い時間帯だったためまだこのような風景でした。
ロビーエリアを通って、、
KYOTO BISTROに到着。
二寧坂に面するこちらの席に案内されました。窓からは当然ながらいかにも京都らしい風景が広がります。こういう場所にこのようなホテルができるとは本当に素晴らしいですね。
この時間帯はほとんど人通りがありません。一番奥のほうで結婚式写真の前撮りでしょうか、撮影をしていました。
献立表はこんな内容でした。
目覚めの玄米茶
本日の旬菜
二段重
美山平飼い卵の出汁巻き玉子
本日の煮もの
国産割干し大根炊いたん
和牛と牛蒡のきんぴら
京加茂とうふ近喜(きんき)の冷奴
じゃこと伏見唐辛子の炒め煮
茨木屋の焼蒲鉾、明太子
おかか昆布、香の物
本日の焼物
丹後米こしひかり
宍道湖蜆(しじみ)と三つ景麦味噌仕立
季節の果物
「京加茂とうふ近喜」は1834年創業で、京都・四条木屋町で、国産丸大豆のみを使い、大豆そのものの甘みを楽しめる豆腐を作っているとのこと。また「京かまぼこ茨木屋」は京都・寺町が本店で明治2年創業の老舗です。
本日の旬菜は絶妙なまでに薄味の野菜の上に削り節が。ほんの一口ですがここからすでにその後のクオリティーに期待が持てるものでした。
一見地味な内容ですが、食べてみるともちろんそんなことはありません。
唯一ご飯の炊き具合だけは好みと少し違う感じですが、これは好みの問題です。個人的には炊いて十分に蒸らされ水分がとんだものを持ってきてもらうほうがうれしいですね。
6種類それぞれが、よくあるそのへんの総菜ではなくひとつひとつが美味しいんですよね。
西京焼き。
出汁巻き玉子もとても好みの味です。
水菓子はシンプルに。
何のひっかかりもなく体の中に吸収されていくというか、食後感が極めて良い朝食でした。
ハイアットのグローバリストでも京大和の朝食は有料に変更されましたが、有料でもそれを上回る価値と時間を提供してくれました。