パークハイアット京都滞在中のディナーはホテル内ではなく、隣接するエリアにある「ひらまつ」でいただきました。こちらはフレンチの「レストランひらまつ高台寺」と日本料理の「高台寺 十牛庵」がありますが夕食ではフレンチのほうを利用しました。
ホテルから歩いてひらまつへ。順序が逆になりますが写真は夕食後にとったものです。
エントランス横の紅葉は周囲の紅葉より少し遅いのかまだ見頃でした。
様々なパーティーにも対応できるようにでしょうか、1階はレストランの控えスペースが広くとられています。こちらのレストランと十牛庵は所有関係や運営など他のひらまつグループとは少し異なります(異なっていました)。
レストラン内の配置も余裕がありますし、落ち着いて食事を楽しめそうです。最近はお得!とかコスパ最高とかよりは、レストランはどれだけ良い時間が過ごせたかが自分の中では最重要になっています。
この時期は寒いので利用できませんがテラス席もあり夏の時期ならばここから暮れゆく京都の町を眺めながらシャンパーニュをいただいたりできそうです。
ボトルでデュラモット ブラン・ド・ブランのひらまつラベルを。ひらまつはレストランで出されるワインは良心的な値付けのものが多い印象です。
アミューズ。
赤ピーマンのムース、フレッシュトマトのクーリー。王道の料理ですが、美味しいところとそうでないところ案外差が出たりもします(何でもそうですが)。もちろんこちらのは安定の素晴らしいクオリティーです。
宮崎県産キジのクネルとフランス産鴨フォアグラのポワレ 京小蕪添え トリュフ風味のコンソメと一緒たに。クネルとは本来はフランス・リヨンの料理で魚のすり身を楕円や円筒状にして茹でた(あるいは蒸した)料理ですが、この料理ではキジを使っています。クネルは何故か札幌のフレンチで良く出されるのですが、やはり魚のすり身だからでしょうかね。
島根県産天然ヒラメのムニエル ちりめんキャベツのエチュベ 寒締めほうれん草 フルーツトマト ソースシャンパーニュ。身がしまっていながらもふんわりとしています。
黒毛和牛の備長炭焼 京都産冬野菜 海老芋 堀川牛蒡 黒胡椒風味の赤ワインソース。
食後に少しだけチーズをいただくことにしました。状態の良いチーズが常に用意されているのはさすがひらまつです。
プレ・デセール。
長野県産紅玉のタルトタタン アールグレイのアイスクリームとともに。
食事が終わりホテルに戻ります。ひらまつのレストランは全国に数多くあるにもかかわらずいずれも高い水準でクオリティーを保っていますが、これはできそうでなかなかできないことだと思います。
昼間は賑わっていた界隈も夜はこの通り。パークハイアット京都に宿泊する利点はホテル自体はもちろんそうですが人の少ない時間帯に散策ができることも含まれるかと思います。