【大阪 中之島】リーガロイヤルホテル ウェストウィング ツインスタンダードルーム宿泊記 お部屋とラウンジのアフタヌーンティー編

大阪・中之島の(リーガ)ロイヤルホテルはシティホテルの中では個人的に一番宿泊した回数が多いホテルかもしれません(ウエストウィングのお部屋をシティホテルのカテゴリーに入れてよいのであればですが)。

一番宿泊していたのはリーマンショックの前後ぐらいの時期で毎週大阪出張をしていて都度2泊ほどしていましたので。ただ上顧客かと言うとそんなことは全然なくて当時は公式より全然安かった楽天トラベル等やJTBを経由していつも古くて狭いウェストウィングのシングルばかり予約していたので、いつまで経ってもそのへんの普通客の扱いではありました。

確か記憶だと一番安い時期は朝食付き6800円で宿泊していたと思います。しかも朝食は複数の選択肢がありビュッフェレストランの他になだ万やルームサービス(数種類のセットメニュー)も選べたので、ビジネスホテル並みの料金で優雅な朝時間を過ごすことができました。ルームサービスはアメリカンブレックファーストの他にベーグルを使ったヘルシー朝食もあったと記憶しています。まあ客室は今よりさらに古かったですが(笑)。そうそうこの頃は羽田空港のアメックス定食もありました。当時羽田空港の一部のレストランでは航空券とアメックスカードを提示することで朝食やランチ等のセットメニューを無料で楽しむことができたのです。というわけで毎週の出張は仕事以外でも充実?していましたね。

この頃のリーガロイヤルホテルのルームサービスは凄くて、和洋中何でも豊富にありましたしその種類もおそらく日本一充実していたのではないかと思います。もっと写真に撮っておけば良かったのですが。

また水彩画だったか書道の時だったか忘れましたが小学生時代に入選した時に会場の近くにこのホテルがあって海の幸チャーハンだったと思いますがカフェレストランで食べたりとか、他にも何かの機会に何度か訪れたりと子供の頃も大人になってからも利用することの多かったホテルなのでそれなりの思い入れはあります。

ただ大阪の迎賓館と言われたこのホテルは幾度の経営危機もあって建て替えのタイミングを逃し、今ではかなり時代遅れのホテルとなってしまいました。今はコンラッド大阪が入居している今は不動産業がメイン事業である朝日新聞社のビルも当初はテナントとしてロイヤルホテルが入る予定でした。他にもそういう噂が何度か出ては消えましたね。バブル期に明らかに身の丈を超えた拡大をしてしまったのが足を引っ張り続けました。52階建て全室スイートのリーガロイヤルニューヨークなんて最たるものでした。

もう消えゆくのみなのかなと思っていたところでまさかのIHGグループ入りは結構な驚きでした。土地建物も投資ファンドに売却しその資金で改修をするようですが、さてどのくらい再生できるのでしょうか。

前置きが長くなってしまいました。この日は札幌から直接大阪入りしました。大通公園はまだまだ冬景色でしたが大阪は春が既に近づいていましたね。

<大通公園>

<新千歳空港JALダイヤモンド・プレミアラウンジ>

<空から見た新千歳空港>

伊丹空港から空港バスで梅田のハービスまで出て大阪駅から送迎バスでホテルに向かいます。このバスは日中は6分おきに出発するのでほぼストレスフリーです。

こちらのロビー、古臭いと言ってしまえばそれまでですが独特の落ち着きがあって好きな空間です。一時期リニューアルによって少しイメージが違うものになっていましたが近年の再リニューアルで往年の姿に近い雰囲気に戻りました。

数多くのブティックとレストランが組み込まれたこのホテルは、ひとつの街のようです。

ホテルに到着したのは13時ごろ。本来のチェックイン時間にはまだ間があります。ダメもとで一度フロントに聞いてみようとカウンターに近づくと外国人スタッフにまだチェックインはできませんとシャットアウトされました。

いったん引き下がってどうしたものかと思案していると先ほどのスタッフが寄ってきて荷物をお預かりしましょうかと言ってきたので、ダイヤモンド会員なのですがもし空きがあれば早めにお部屋に入りたいと申し出たところほどなくチェックインができることになりました。アーリーチェックインに関してはギャランティーの特典ではないので運が良かった&配慮してもらったということで感謝です。

早速お部屋へ。ウェストウィングはエレベーターもクラシカルです。開閉のボタンが渋いですね。

昔のホテルはお部屋は狭くてもこういったパブリックスペースはゆとりをもった造りのところが多いですね。エレベータの数も多いのでボタンを押せばすぐに来ます。

変わったデザインの階数表示板。ウエストウィングは15階までです。

木目調パネルの客室扉が古さを感じさせます。

お部屋に入るとまずはこういう感じになっています。

今回のお部屋はウェストウィング棟のツインスタンダードルームで36平米です。ちなみに予約は一番ボトムの部屋で19平米のセミダブルルーム(コージーダブル)や2シングルルームですから同じウェストウィング(旧館)ではあるもののアップグレードされていますね。昨今のホテル代の高騰の中で約1万円で宿泊していますので十分すぎます。

似たようなレイアウトのお部屋に宿泊したなあと思ったら札幌グランドの部屋でした。ただし水回りなど札幌グランドのほうがリニューアルは進んでいましたが。

お部屋の奥に鏡付きのデスクがあるのも同様ですね。

このあたりのデザインもさすがに古すぎます。一応USBの差込口はありますが。

この部屋タイプは冷蔵庫に中身は入っていません。ミネラルウォーターも用意されています。昔はハイランドスプリングだったのもお気に入りでした。

シャワーは2か所にあります。おそらく2つのお部屋をつなげたのでしょう。こちらはトイレ、洗面との一体型でシャワーのみ。

こちらはトイレがなくて洗面カウンターとバスタブがあります。バスタブは欧米式の浅いタイプで使い勝手は悪いです。ドライヤーはパナソニックです。

収納棚とクロゼット。

館内の直営レストランの割引券も。ロイヤルホテルのレストランはホテルとしては利用しやすい価格帯の所が多く、本格的なランチでも5000円前後で食べられます。

IHGのマイルストーンリワードのラウンジアクセス権を持っているのでこちらでも使用可能です。

というわけでラウンジでアフタヌーンティーをいただきましょう。エグゼクティブラウンジはタワーウィングの23階にあります。

ラウンジのエントランスです。ザ・プレジデンシャルタワーズと言う特別フロアにあります。特別フロアの宿泊者はラウンジアクセスの他にも次回の滞在まで荷物を預かってくれる等の独特のサービスがあります。

ラウンジ内の様子。落ち着いた印象で広さはそこそこあります。

こちら昔利用した時はメリッサで出しているケーキを丸ごと置いていたのですが、さすがにそれはなくなりましたね。でも相変わらずと言うかケーキやデザート類のレベルは高く、さすが食のロイヤルホテルと言えます。ショートケーキも見た目普通ですが食べると納得の味です。

サンドイッチも。

カヌレやスコーンなど。

ホテル特製のマドレーヌやマカロンもあります。

こちらアフタヌーンティーの時間帯でも一部ですがアルコールやモクテルが注文できます。

テキーラサンライズを注文しました。

美味しそうなサンドイッチ。

バスクチーズケーキやショートケーキ、そしてきんかんを使ったもの。

コーヒーや紅茶はセルフになっていました。以前はすべてオーダー制でしたが。

美味しいのでおかわり。プリンやプチデザートを。

ビールはどの時間帯(朝も含めて)でも自由にとることができます。

次回はラウンジのカクテルタイムや朝食の様子をお伝えします。