近鉄ビスタカーの思い出(伊勢志摩旅行2020 その14)

アマネムとひらまつホテル賢島という二つの素晴らしいホテルを体験した後に乗り込んだのは賢島から名古屋行きの近鉄ビスタカーです。近鉄ビスタカーについては子供時代に毎年のように乗っていたのでちょっと思い入れ込みの記事となることご容赦ください。

私は大阪の上本町という所で生まれ育ちました。ここでピンとくる人は少なくともある程度鉄道に詳しい人だと思います。そう近鉄の本社がある場所です。というわけで小さい頃から近鉄電車を見て育っていますし、毎年夏には近鉄特急で伊勢志摩に海水浴に行っていました。上本町のターミナルには名古屋、湯の山温泉、鳥羽、賢島、奈良、京都といつも各方面に向かう近鉄特急が停車していたのですが、その中でも目立つ存在が2階建てのビスタカー(眺望車の意味で近鉄の登録商標)です。

私の年齢的に初代のビスタカーは一度も見たことがなく、2代目もわずかに記憶に残っているぐらいで見たことは覚えているのですが乗ったかどうかは記憶にないのですよね。そして1978年に登場した3代目のビスタカーが実際にはっきりと記憶に残っている存在です。このビスタカーは1996年にリニューアル工事をおこない何と今も走っています。それこそが今回乗車した車輛になります。

こちらが2階建て部分。外観や塗装、窓の雰囲気など登場時とはかなり印象が変わっています。昔は2階部分は小窓が並んでいるデザインで、車内もヨーロッパを走っている展望車のような感じでちょっと日本離れしていました。

<昔の同型車 近鉄のページより>

https://www.kintetsu.jp/kouhou/Train/B01.html

車内のイメージは近鉄の歴代車輛のページにも載っておらず、WEB検索しても昔過ぎてなかなか出てこないのですが、こちらの方のブログ記事に載っていましたので勝手リンクを張らせていただきます(もしブログ主の方がこちらをご覧になり、迷惑と思った場合はご連絡ください、リンクをはずします)。

https://mu3rail.blog.ss-blog.jp/2008-10-01

デザインとしてはあくまで個人的な感想ですがリニューアル前の形のほうが独自性があり、かつ洗練されていたように思います。

車両の中心部にドアがあるため入口から両側の4方向に階段が伸びる構造でエントランス「ホール」と言っても良いような空間になっています。

階下はグループに最適なソファ席となっています。

照明の配置も独特です。

車内に置かれていた紙おしぼり。昔は乗車すると布おしぼりを配ってくれました。

車内でお土産にもらったひらまつのパンをおやつ代わりに・・・。

名古屋で少し時間があったので高島屋へ。ひらまつが2食付きで、お土産類も特に購入しなかっためGo To Travelの利用券が使い切れず余っていたのでどうしようかと(三重県の宿泊施設でもらったため東京では使えず)店内を見ていたところバルミューダのランタンが展示されており那須別宅用にちょうど良いなあと思い購入。今も活躍中です。

ついでに夕食用におむすびのセットも購入。名古屋からの新幹線の中で食べました。

2泊だけど非常に濃い内容の旅でした。伊勢志摩旅行編は今回で終了です。