ラール・エ・ラ・マニエール(l'art et la manière)[銀座 フレンチ ディナー利用]

銀座でフレンチを食べるのは、思えば久し振りかもしれない。
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銀座でそう感じるのは先入観だけかもしれないのだが、高い家賃等も影響してか結果的に満足度の低いお店が多いように感じてしまうのが理由の一つ。他にもいくつか理由があるのだが今日の話にあまり関係がないのでここでは言わない。
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しかし一方ではこのエリアだからこそ素晴らしいレストランを生み出してきたこともまた事実。やはり銀座は無視することができないエリアだ。
訪れたのは、ラール・エ・ラ・マニエール。夜のコースはおまかせのみで1万円と1万5千円(他に野菜のコースもあり)と、料理の内容と銀座という立地を考えるとかなり価格的には抑えている印象。今回は1万円のコースを注文した。
東北の大震災以後レストランはどこも厳しい状況と聞くが、この日の店内は満席ではないものの、ほぼ埋まっている状況だった。期間限定でグラスワインやグラスシャンパンを無料で提供していることも大きいのだろう。
メニューには選択の余地はなく、基本は完全におまかせとなっている。もちろん苦手な食材などは事前に伝えておけば対応してくれる。皿数が多いと聞いたことがあるがそれは日によって違うらしく、今回はそれほど多いという印象はなかった。むしろ、ほど良い皿数とボリュームでゆっくり、しっかり楽しめたという印象。
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料理は全体的にキレイにまとまっていて、最後までこれはちょっと。。という皿はどれもなかった。トマトのスープもキレのある味わいだったし、大分産の大きなシイタケも素材の良さが伝わるもの。そうそうメインの鴨も美味しかったのだが、付け合わせの京都のタケノコが印象的だった。またサービス面もそつがなくつかず離れずの距離感も良い。こういうレストランだとよくスカした感じの接客があるのだがそれも皆無だったので、最後まで良い雰囲気の中で楽しむことができた。
やはり良いレストランには、良い「気」があることが重要。
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最後に、グラスワインについては今回はサービスということもあり、正直なところあまり期待はしていなかったのだが、良い意味で裏切られた。こういう時だからこそ普段ではできないことをしよう、そして訪れた人に喜んでもらおうという強い意思が伝わってくる内容だったことを付け加えておく。