桜田 [京都 四条烏丸 京料理 ランチ利用]

久しぶりの京都、そして桜田は初めてということもあり、期待を膨らませて入店した。
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桜田に向かう路地にて。。


かなり高級な雰囲気を想像していたが、店内を見回してみると内装は比較的カジュアル。それゆえに緊張を強いられることもなく、高級な和食のお店を食べ慣れていない人でもすんなりとお店に馴染めるように感じた。
この日は、初回ということでランチの一番安いコースを選択。
最初に少し梅酒をいただき、さらに盃で日本酒を。いよいよ期待が高まってくる。
それぞれの料理を味わって感じるのは全体として味の軸がブレていないこと。デザートがちょっと異質な他はウケ狙いの装飾的なものはなく、極めてオーソドックスな内容ではあるが、それぞれに工夫があり、「おっ」と感じさせてくれたりもする。
また、次の料理が出てくるときに、その流れに違和感をもつことなく、スムーズに箸が進んでいき、やがて満たされた気分になる。
多くの方が絶賛する椀物。今回は鱧と芋茎の椀だったが、こちらも余計な味のしないクリアなもの。八寸も一品一品が丁寧に作られ美味しい状態で供されており、間に合わせに付け足したようなものはひとつもない。
一方で女将さんはフランクな雰囲気で一見でも馴染みやすい。まあたまにここはスナックか?というツッコミを入れたくなるが、それはそれでこの店のキャラクターとしてアリだと思う。和食を楽しく食べてはいけないという決まりもないのだから。
後半は仕事が一息ついたのか、いろいろと楽しい話を聞かせてもらって食事を終えた。お見送りの際にご主人にも丁寧にごあいさつしていただいたが、とても仕事に厳しそうな方で、最後は女将さんとともに角を曲がるまで見送ってもらい恐縮した。
全体として非常にレベルの高い和食でありながら、その独特の気安さから誰もが利用しやすいお店となっている。
だからこそ、でもあるが、唯一残念だったのは一部の客のマナーの悪さ。気安さに甘えた傍若無人な振る舞いはお店の格をも下げる。何もお客がへりくだる必要は全くないが、自分が好きなお店なら、最低限の礼儀はわきまえたいものだ。

桜田 (懐石・会席料理 / 四条(京都市営)、烏丸、五条(京都市営))

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