少し前になりますが京都に行ってきました。目的は春に開業した「ザ・ひらまつ京都」に宿泊することだったんですが1泊だけというのも慌ただしいので、ついでにそういえばリッツ・カールトン京都って宿泊したことがないなあと思いポイントを使って立ち寄った感じです。
二条城の近くのレストランでランチをいただいてそこからタクシーでホテルへ。
暑い日でしたがフロントに向かう間の水の流れに癒されました。この水の流れですが大きい方が鴨川、小さいほうがみそそぎ川を表現しているそうです。このまま流れ落ちていって最終的には室内プールから見える人工の滝に行き着きます。「みそそぎ川」は京都をよくご存じの方は説明不用ですよね。
途中にはレモン水が冷やされていました。こういう演出はさすがですよね。
海外ホテルチェーンなのですが、外国人デザイナーというよりはどこか高級温泉旅館風だな思ったのですが調べてみたら日建設計ということで何だか納得です。
エントランスの入ったところ。
セラミックの壁の文様が美しいですね。
琵琶のオブジェは彫刻家である名和晃平氏の作品です。特に試しませんでしたがフラッシュを使うと色が変わるそうです。
チェックインは「ザ・バー」でわらび餅と冷たいお茶をいただきながらおこないました。到着したのが14時過ぎだったのですがまだ部屋が用意できていないとのこと。このままここにいるのも何ですし、観光を促され、居てもいいとも言われなかったので付近を散策することにしました。このタイミングでホテルが混んでいるとは思えなかったのですが・・・。
1時間後に戻ってきました。外観は京都の町や鴨川にもよく馴染んでいますね。
フロントに立ち寄ると部屋の用意ができているとのことでそのままフロントの方に部屋に案内していただきました。
フロント横のスペースはこんな感じです。照明は京和傘日吉屋のもの。
ロビーエリアは狭い面積ながらもダイナミックな空間を作り出していますね。
このシャンデリアも同じく京和傘日吉屋です。
ロビーラウンジはアフタヌーンティーの時間帯は多くの人で賑わいます。写真は人の少ない時間に撮影したものです。
お部屋は少しアップグレードされてデラックスガーデンと言うタイプでアプリには表示されていましたがコンクリートビューといった方が正確な雰囲気でしたね(笑)。ちょっと殺風景なので差額を払うから上のタイプの部屋に変更できないかと言おうと思いましたがアウェイなホテルグループで、しかもポイント宿泊ですしやめておきました。
でも実は眺望を無視して部屋のつくりだけを見れば、あの細長いタイプよりは私はこの部屋のほうが居心地自体は良いなと思いました。また設備的な部分はひかえめに言っても最高ですね。
ちなみにIHGに宿泊している時はそれほど意識しないのですが、マリオットとなると何だか「お得」とかにいきなりこだわってしまう小さい自分がいます。心おだやかにいるためには私はやはりIHGのほうが合っているようです。
では少しずつ部屋をご紹介していきましょう。
ベッドサイドにはチボリオーディオが。さすがしゃれています。各種照明やカーテンのスイッチも美しくまとまっています。
テーブルにはウェルカムフルーツが。桃とブドウはどちらも好物なのでうれしかったですね。風呂敷にはマスクとアルコールスプレーが入っていました。
窓際には盆栽が。手前は無料のお菓子です。
ミニバーにはネスプレッソと同じくネスレのティーバーが。お茶は正直なところ普通のティーパックのほうが美味しい気がします。
食器やグラスはさすが高級ホテルと思わせるようなもの。リッツ・カールトンの世界が広がっています。
冷蔵庫のドリンクの種類も豊富です。(有料の)ミネラルウォーターがVOSSだったり、日本酒の獺祭があったりするのも珍しいですね。
クロゼットはミニバーと共通の引戸になっています。
洗面カウンターはダブルシンクです。アメニティーはお馴染みのアスプレイ。石鹸のみ京都オリジナルのものが置いてありました。
アメニティーが入っているボックスも京都を意識した和のもの。
バスルームは面積も大きく、この部屋タイプは明るい光も窓から差し込みます。
写真だと少しわかりづらいですが、幅も並んで二人入れるくらいあります。
レインシャワーは照明も埋め込まれた少し変わったタイプ。壁には桜の模様も。こちらのバスルームは本当に素晴らしいですね。
トイレもセパレートになっています。
ホテル全体のファシリティや部屋のインテリアは本当に文句のつけようがないくらい素晴らしいですね。居心地も文句無しでした。
今回私がピンと来なかったのはむしろサービスのほうです。詳細はわざわざブログで説明はしませんが普通に宿泊すれば1泊10万円を超えるホテルとしてはどうかなと思うことがいくつかありましたね。
ずいぶん昔、リッツ・カールトン大阪によく宿泊していた頃は満足感が高かったのですが、どうも最近はリッツ・カールトン系列といつも相性が悪いです(笑)。