前回興福寺に来たのはいつのことか覚えていないのですが、今回近くの「つる由」でお昼を食べたことから寄ってみることにしました。もちろんお目当てはあの国宝「阿修羅像」です。
阿修羅像は2009年に興福寺創建1300年記念に上野の東京国立博物館で展示され大人気になりましたね。去年ブームを巻き起こした若冲展(44万人)も上回る入場者数(94万人 歴代3位)だったということですからどれだけ凄い人気だったかがわかります。
でも奈良なら阿修羅像をはじめとした国宝の数々は本当に見放題という感じです。
「つる由」を出てしばらく歩くと猿沢の池へ。
すぐ脇にある階段を上がると南円堂(重要文化財)に出ます。
そこから五重塔の方向へ。
こちらの五重塔も国宝です。
その横が東金堂(国宝)。
東金堂には国宝の「仏頭」が展示されていました。木造十二神将立像(国宝)もこちらに安置されています。木造十二神将立像は薬師如来の守護神で計12体があります。各像の頭には十二支の動物がついています。撮影禁止なのでご覧いただけないのが残念ですが。
さて、いよいよ仮講堂で阿修羅像に対面です。昔見ているはずなのですが昔すぎてもうあまり覚えていません。
こちらが仮講堂です。この中に阿修羅像が展示されていました。全く待ち時間もなく他の像(かなりたくさんあるので説明しませんがすべて国宝・重文級です)とともに近くでじっくりとお姿を拝むことができました。やはりこれができるのは奈良ならではですね。
ちなみに興福寺のサイトでは阿修羅ファンクラブなるものが告知されていて、1000円で阿修羅像のシルエットがデザインされた特製会員証を発行され、各種の特典が受けられます。会長はみうらじゅん、ミスター阿修羅は高見沢俊彦だそうです(笑)。仏頭も仏頭大使なるものがあり、同じくみうらじゅんと、いとうせいこうが任命されているそうです。
いやあ、良いものを見せてもらいました。
そのまま歩いて奈良公園に向かいます。
興福寺で国宝阿修羅像と仏頭を見学(奈良大和路 週末旅行2017 その4)
- 2017-05-29
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