セ・サンパは烏丸御池から御池通りを西へ、地下鉄だと二条城駅前近くのエリアに位置しているフレンチレストランです。ANAクラウンプラザ京都からも近いですね。
伊丹から空港バスで京都に到着して地下鉄でこちらにアクセスしました。
この日はランチコースでメニューA(3200円税サ別)を注文しました。ちなみに魚料理と肉料理が両方だとメニューBで5000円となります。ランチでもテーブルクロスが敷かれ、セッティングもしっかりされていました。関西のほうが東京よりもこういうことをしっかりとする傾向にありますね。東京だとそれが今の流れなんでしょうがかなりの高級店でもラフだったりするので。
オードブルは前菜の盛り合わせ。一世代前のフレンチやイタリアンでよく出るパターンですが実はお店の姿勢や実力を知るのにはとても良い料理だと思っています。この日は暑かったので辛口のロゼワインを注文しました。
基本ですが温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、どれも出される直前に調理されたりナイフを入れて盛りつけられたりしているものばかりで出来合いな感じは皆無でした。今どきは料理に驚きがとか意外性のある組み合わせとか、そういうことばかり重視される傾向にあります。それも否定はしないですしそれはそれで楽しいものの、中には奇をてらうばかりで実際に食べると満足度が低いお店も散見されますが、こういう誠実なレストランは個人的には安心して料理が楽しめます。
スープは冷製のもの。2種類の味がスープの両側で同居しています。これはかなり刺さる味でした。あとでお店のウェブサイトを見てわかったのですがこちらのお店はかなりお取り寄せに力を入れていて野菜のポタージュスープ等が人気なんですね。
メインは魚料理にしました。野菜もたっぷりで手がかかっていながらもあっさりとした仕上がりで体にも優しそうです。
こちらのレストランで変わっているのはデザートの前にフロマージュかご飯料理のいずれかをチョイスして出してもらえます。妻はワインがまだ残っていたのでフロマージュに、私は既にワインを飲み切っていたのでご飯料理にしました。この日のご飯料理は何とお茶漬け。京都でお茶漬けと言うと真偽が疑わしいあの話が思い出される(笑)のでなんか面白いなと。当然ながらお茶漬けも焼き色を付けた魚をフレーク状にほぐした具が入ったとても美味しいものでした。フロマージュもとても状態の良いものでしたよ。
デセールも盛り合わせで。最後のコーヒーまでしっかりと楽しめました。
ここまで楽しめてランチで3000円はとても価値があるものでしたね。