ザ・ひらまつ京都 宿泊記3「割烹いずみ」で京料理の夕朝食(THE HIRAMATSU京都)

ザ・ひらまつ京都の宿泊記、今回はホテル内の割烹いずみでの夕朝食の様子をお伝えします。予約時にイタリアンレストランとどちらにするか迷ったのですが、その時点では和食気分だったのでこちらを選択しました。

カウンターは8席、テーブルが4席と合計で12席のこぢんまりとしたお店ですので予約は必須です。カウンターは欅の一枚板であり、無駄なものを削ぎ落とした内装は心地よいです。

今回はアルコール込みのプランですので最初はシャンパーニュをお願いします。お馴染みのドゥラモットのひらまつラベルです。

お料理は一品ずつ提供されていきます。この日の「いずみ」のゲストは私達ともう一組、イタリアンのほうはわずか1組でした。一度終息しつつあった感染者が増え始めていたタイミングでもありかなりキャンセルがはいったようです。

箸は霧吹きで少し濡らされた状態で置かれています。

こちらは骨も含めてすべてきれいに食べられます。

次はお刺身。

骨は揚げて別に提供。

次は日本酒にします。磯自慢の純米大吟醸を。

椀物。鱧を使ったもの。日本酒の徳利、お酒を注ぐとすごく良い音がします。

白ワインはピエロパンのソアヴェ・クラシコで、高いお酒では正直ないのですが思った以上にこの日の魚料理には合いました。

魚は身もほっこりと。手前はカラスミを餅でくるんだものです。

和え物。

肉料理の時には赤ワインを頼んだのですが、これは私のチョイスミスでした。日本酒のほうが全然合いますね。

最後のご飯はお寿司で出てきました。

小泉氏は祇園丸山や高台寺十牛庵で修業を積み「いずみ」で料理長になったそうです。年齢はたしか40歳とお聞きしましたが凛々しい雰囲気で年齢より更に若く見えます。食べる人に緊張させない接客で、和やかな雰囲気の中にもひとつとして手抜きのない料理を提供していただきました。

夕食後、少し外に出ました。夜のひらまつ京都の外観はまた昼とは趣が変わりますね。

ひらまつ京都の設計を担当したのは京都が拠点の数寄屋建築の名工「中村外二工務店」。中村外二工務店の代表であり数寄屋大工棟梁の中村義明氏は「京都ははんなりとしなければいけない」という考えのもとに、小さい玄関から奥へと段々と大きく広がっていくような空間を演出したそうです。

実際の宿泊してみてなるほどと感動したところ、一方ではホテルならではの空間の使い方を考えるともっとこうしたほうがいいのではと思うところ両方あったように思います。宿泊を通して空間の考え方や京都の町、そしてホテルの快適さについてあらためて考えるきっかけになったことは良かったなと思います。

そういえばお部屋の広縁ような部分が一段低くなっていたのも目線や視線の合わせ方も考えたうえでのことかもしれませんね。

朝食も「いずみ」でとります。

土鍋で焚かれたご飯。山形のつや姫です。つや姫は実は自宅でもよく食べています。

朝から贅沢な内容です。

いかにも京都な汁物。

熱々の出汁巻き。

にしん茄子。これもいかにも京都ですね。

この帆立がまた美味しかったですね。

焼魚は太刀魚。大阪に住んでいた頃はよく食べたので懐かしいですね。子供の頃は骨が多くて嫌でしたけど(笑)。

湯豆腐。こちら出汁がとにかく美味しくて出汁だけでも飲みたい感じでした。あまりポン酢なども使わなくてもいただけますね。

京都のイメージ通りの朝食ですね。

食後にはコーヒーをいただきました。

部屋に戻ってしばらくのんびり。朝ビールもたまには良いものです。

京都駅からも地下鉄一本ですぐ来れますし各方面に出かけるにもちょうど良い立地で、またぜひ宿泊したいですね。ひらまつのホテルはほとんどすべて宿泊しましたが、それぞれに良いところがあり甲乙つけがたいです。

今回のひらまつ京都の宿泊記はこれで終了です。