ザ・ひらまつ京都の宿泊記、続いてはお部屋の中を見ていきます。今回の部屋タイプはデラックスプレミアルームで72㎡~77㎡の広さです。同グレードでも部屋により勾配天井だったり、書斎スペースがあったりと少し造作が異なっているようです。
開口部は横に広いのですが基本的には障子は閉めておくことを要求されますし、外側も格子状になっているため部屋は日中でも暗めです。ホテルの目の前はマンションのバルコニーですので例え窓を開けたとしても眺望は望めないのですが、開放感がないのがつらい方は向いていないかもしれません。逆にそれを気にされない方であればとても落ち着いた空間に感じると思います。
窓側のスペースはリビングと格子で仕切られており一段低くなっています。この部分は個人的にはソファを置いても良かったのかなと思いました。今までのリゾートのひらまつホテルと比較した時に市街地のしかも京都にあるひらまつがどうあるべきかというのがまだ固まっていない気もしました。
壁の一部には鉛が使われています。こちら時間の経過とともに「経年美化」を愉しめるようになっています。
同じく窓側にはしっかりと仕事もできそうなデスクがあり、最近デスクがないホテルが多い中では良い意味で保守的です。
BOSEのミニオーディオ(SoundLink Mini Bluetooth speaker)も置かれています。
色々言ったもののこの空間に中にいると京都のもうひとつの我が家のようというか、少しずつ自宅にいるような寛いだ気分になっていきました。おそらくはインテリアの狙いとしてもそういう方向性なのではないでしょうか。部屋の中央にある丸テーブルでお菓子やお茶をいただいていると家族の団らんのイメージです。
ベッドはセミダブルサイズが2床分、つまり240センチ幅になっています。リゾートのひらまつと同様に良い意味でやわらかめというかしなやかに包み込まれるような感触のベッドですぐに眠りに落ちてしまいます。ベッドのマットレスの硬さは人により好みがあると思いますが個人的には素晴らしい寝心地だと思います。ちなみにこちらのマットレスは大塚家具と米国キングスダウン社が共同開発した「レガリア」というシリーズです。
ベッドのサイドテーブルを手前に引き出すとコントローラーやスイッチ類が。
テレビは隠せるようになっています。
バスエリアには贅沢にスペースが割かれています。純日本風のデザインと思いきやこちらは完全に欧米ホテルのそれですね。大きな鏡とダブルシンクの洗面カウンターがあり機能的で使いやすいです。タオルは他のひらまつでもそうですが、ふんわりとして最高の使い心地です。
アメニティーはボックスの中に入っています。ブラシは継続して使えるようなかなりしっかりしたものが入っています。
ドライヤーはホリスティックキュアーズという製品でサロンで使用するような高品質のものです。普段自宅ではパナソニックのナノケアドライヤーを使っているのですが、こちらもなかなかのものでした。個人的な好みで言うとダイソンよりはこちらのほうが好きかな。
バスタブはジェットバス機能付きです。洗い場も十分な余裕がありレインシャワーとハンドシャワーがあります。
バスアメニティーはひらまつ京都オリジナル。京都というと何故か他のチェーンホテルも京都オリジナルに走りがちですけど、ひらまつには他と同じようにブルガリのアメニティーにしてほしかったですね。
他に追加で女性用のアメニティーも用意されていました。
クロゼットはウォークインタイプで何故かミニバーと一緒になっています。これはクロゼットとは別のほうがいいような気がしました。
ミニバーにはもちろんネスプレッソもあります。
冷蔵庫のドリンクはすべてフリーでペリエや果汁100%ジュース、そしてひらまつではお馴染みのアランミリアのジュースが2種類、京都のビールもはいっています。
引き出しには和と洋の室内着がはいっています。
お手洗いは独立型で手洗いカウンターもあります。
次回は夕食の様子をお伝えします。