【秋田】日本料理たかむら(※紹介制)

友人のお誘いで秋田にある「日本料理たかむら」に行ってきました。こちら基本的には紹介制のお店になります。とはいってもコースは1万円、1万3千円、1万5千円ですから日本料理店としては決して高価なわけではありません。JR東日本のクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」の料理を担当していることでも有名ですね。

「たかむら」の店主高村氏は目白にあった江戸料理の「太古八」で修業し弱冠24歳にて板長を任された経歴の持ち主です。その後故郷の秋田に戻り「たかむら」を独立開業したとのこと。そこから今に至るまでも何故江戸料理の最後の継承者と言われるのか等の様々な物語があるのですが、既に別媒体でも書かれていることなのでここでは省略します。

この日はグループでしたのでカウンターではなく個室の席へ。

まずはこちらから。バイ貝、玉子焼き、黒川南瓜の旨煮、ばちこ、アサリと春菊の胡麻寄せ、枝豆、数の子が盛られています。これだけでどのくらい手がかかっているのでしょう。ひとつひとつ味わいながら食べました。

最初の日本酒は「新政 佐藤卯兵衛 生酛純米 」から。一升瓶の新政は珍しいですね。

次はちょっと変化球の皿で秋田錦牛のセンマイ刺しです。これがもうクセになる味でお酒がすすみます。

次の日本酒は一白水成 純米大吟醸です。

秋田産のくろも(イシモズク)の三陸ムラサキウニのせ。

そして特製カスベ。

いつもよりもはるかに速いペースで日本酒がなくなっていきます。

椀物は鱧揚げ真丈と九十九里の蛤です。トウチクとジュンサイも具に入っています。

後から塩焼きで出てくる和良鮎を見せてくれました。

お造りは五島列島の歯鰹と秋田のクエ、そしてアオリイカです。

日本酒は「山本 山廃 純米吟醸」です。

先ほどの鮎が塩焼きになって出てきました。香り高い味わいですね。

これもちょっと変わり皿ですね。京都加茂茄子と秋田錦牛のシチュー サマートリュフ入りです。こうなってくるとワインまで飲みたくなってきますが今日は日本酒で通します。

日本酒は杜氏 小番(こつがい) 特別本醸造です。とても飲み口がよくすすっと入っていくお酒です。

きび豆腐 スターレットキャビアのせ 白だつ 男鹿アワビの塩蒸し 鰹だしジュレ

贅沢な一皿ですね。

秋田産 赤ブダイのフライ

静岡釜揚げしらすのご飯、とろろ昆布の吸い物 香の物

最後は何とマンゴーかき氷。最後にブラマンジェもあったのですが、それは撮るのを忘れてしまいました。

お料理もお酒も美味しくて夢中で食べてしまいました。一気に食べてしまったがゆえにあまり詳細をお伝え出来なかったのが残念ですが、単なる江戸料理の範疇におさまるのではなく実験的なものや和食のジャンルを飛び越えたものもあり最後まで飽きずに楽しめます。

なかなか秋田に行く機会がないのですが次はANAクラウンプラザの改装後のタイミングに合わせてまた伺いたいなあと思いました。