続いて今回は水回りを中心にご紹介していきます。バスルームはご覧のような開放感。ビューバスと銘打っていても中途半端な大きさの窓だったりするホテルも多いですが、こちらは枠や仕切りなく本当にほぼ全面ガラスです。
空間がタテに長いため横方向が狭めではありますが、浴槽の容積自体が小さいわけではありません。いっそのこと手前側にもう少し長くすれば空を眺めながら足を伸ばして入浴もできた気がします。
バスルームと客室間の障子を開けるとまた少し見え方が違ってきますね。浴槽部分のリビングとの仕切りは雪見障子になっています。
洗面はダブルシンク。色のバランスが美しいですね。水回りと部屋は障子で仕切られています。夜は明かりが漏れてくるのも良いですね。
歯ブラシや髭剃りなどのアメニティー類は案外普通です。
リゾートのように浴室と洗面スペースとの間はオープンエアで仕切りはありません。
トイレは余計な装飾はなくシンプルです。
少し用事があったのでいったん外出して戻ってきたときのロビーフロア。ちょうどマジックアワーになっていました。
日中賑わっていたロビーフロアもさすがに落ち着いてきていました。
富士山のシルエットが見えますね。
ロビーエリアのバーも利用しました。よく考えたらここのバーは通勤時にはとても便利な場所にあることに今更気づきました。出勤回数が少し増えたらバーのみの利用もありだなあと。
この時間帯になるとさすがにロビーエリアも本来の成熟さを取り戻していました。
夜のお部屋。どこか懐かしさも感じさせる空間なのですよね。昔の家は板張りの空間も多かったですし。障子風の引き戸はワーロン紙ですかね。
翌朝の朝食は感染対策という名目のためルームサービス限定でした。洋食と和食をそれぞれ注文しました。洋食はメインの皿を数種類から選択することができます。この料理だとアボカドも丸ごと半分ついてくるのですね。フルーツは別盛です。
和食の場合は選択の幅がなくスムージーなジュースもついてきません。スタッフの方が入室してセットされた後すぐにそのまま撮影していますが、並べるのにも時間がかかる上に全室ルームサービスになっている影響で余裕がないのかアマンにしては並べ方がちょっと雑なような気もします。
ご飯は土鍋に入っています。
アマン東京の感想としては、コロナ禍でサービスが省略されているかもですが、本来のグレードからすると物足りないかなという印象でしたが、それを上回る建築と空間の力で滞在自体はとても心地よいものでした。今の価格帯であればまた利用したいですね。本来の価格帯に戻すのであれば果たしてサービスも本来のアマンの水準に戻せるのかが興味があります。
アマンだとそれほどの常連でなくてもそれなりにパーソナルなサービスを期待してしまうのですが、パーソナルという意味ではインナーサークル会員という前提ではありますがパーソナルなサービスを掲げているキンプトン新宿東京滞在時のほうがそういうサービスを受けている実感がありました。アマンにとっての上顧客ではないので同じ物差しで比べるものではないですが。サービスって難しいですよね。