羽田空港 JALファーストクラスラウンジ(台北旅行2023年1月 その2)

キャセイパシフィック航空ラウンジの様子を見た後にJALファーストクラスラウンジにも立ち寄りました。エントランスの雰囲気は以前と変わっています。

羽田空港のJALファーストクラスラウンジは羽田国際線の増え続けるゲストに対応するために2019年秋以降に改装&増床工事に入ったのですが、その間に新型コロナの蔓延が始まったのでした。

この屏風風のデザインの奥のアート作品も撤去されてしまいましたね。

ラウンジのダイニングエリア内は座席数が大幅に増やされていました。ずいぶんファミレスチックになってしまったなあと正直思ったのですが、コロナ前の時点で増え続けていた羽田の利用客(インバウンド含む)に対応するのが最優先だったことを考えるとある程度仕方なかった部分もあるのでしょう。それにしてもこのセンスの無さは誰がデザインしたのでしょうね。席数を増やすにしても羽田空港国内線のカードラウンジであるPOWER LOUNGEのようにもっとセンス良く作ることもできたはずです。

RED SUITEエリア。こちらは以前と変わらずですがJOHN LOBBの靴磨きサービスは再開されていませんでした。

シャンパーニュがあったのは良かったのですが、以前のローラン・ペリエからジョセフ・ペリエに変更になっていました。シャンパーニュは現在品薄と価格の高騰が続いており銘柄は変更になっているとはいえあるだけでも素晴らしいと言えます。一方で日本酒のほうは「はせがわ酒店」との契約が切れたのかもしれませんがあまり力が入っていない印象でした。

ダイニングエリアでの食事はテーブルのQRコードからのオーダー制に変わっており、席まで運んでもらえます。こちらは進歩ですね。また食べ終わったお皿も以前のように自分で片づけるのではなく下げてもらえます。以前はファーストラウンジなのに自分で皿を下げるというある意味斬新な、いかにも日本らしいサービスでしたが、いろんな意味で現在は高級ファミレスに近づいたと言えるかもしれません。日本人ゲストのニーズに合った対応です。

サラダやスープ。サラダはベジのみのものもあります。

お鮨は現在新しく拡張したエリアにできた「鶴亭」がクローズしているためダイニングエリアのほうで注文できるようになっていました。

一時期劣化が激しかったのですがこの日に食べたものはマトモな味でした。劣化していたのもおそらくは社用族と一部の修行僧等の責任も大きいでしょう。日本人ゲストの目に余る行為もたくさん目撃しました。後ろに待っている人がいるにも関わらず一度に20貫もマグロ中トロばかりを注文する人も見かけたことがあります。そういうのはお金を払うお鮨屋さんでもあり得ない行為ですね。

お酒もちょっと寂しくなったかも?

フェッラーリも置いてありました。こちらのスプマンテ、結構お高いのですが個人的には少し苦手な味なので飲みませんでした。

本当は新しく拡張したエリアのJALs SALONでウイスキーを飲むのを楽しみにしていたのですが残念ながらお昼の時間帯はクローズでした。これはまた次回のお楽しみにしましょう。

そうそう一応JALと言えばということでミニサイズのカレーも食べました。こちら以前と変わらない味でしたよ。

クローズしているエリアがあったりダイニングエリアに席を詰め込み過ぎとか色々と不満もあるものの、総じて言えば思ったよりは通常の状態に戻っているなという感想でした。そしてまだそこまでゲストも多くなかったので比較的ゆったりしていたのも良かったですね。