札幌グランドホテル ノーザンテラスダイナーのビュッフェランチ(札幌グルメ43)

札幌グランドホテルは北海道初の洋式ホテルとして建設された伝統のあるホテルで長らく三井観光開発(北炭観光開発)系列でしたが、親会社の北炭への融資で経営が悪化、投資ファンドへの売却を経て現在は鴨川シーワールドホテルやインターゲートホテル等の各ホテルを擁するグランビスタホテルズ&リゾーツのホテルとなっています(グランビスタ自身も経営が行き詰まり現在はサンケイビルの傘下)。

そういうわけで本来は格式のあるホテルだったのですが現在は改装はしているものの往年の面影はかなり薄れてしまっています。しかしながら北の迎賓館として長年存在してきたこのホテルはレストランを多く持っており食事面では現在もかなり健闘しています。

その中で今回はノーザンテラスダイナーでのランチビュッフェを楽しみました。

窓側の席に案内されました。

内容は伝統的な料理が多く並び種類もボリュームも充実しています。こちらの料理を食べて既に閉館してしまった九段下のグランドパレスのビュッフェを思い出しました。

いずれも手のかかったものばかりでこれらが税・サービス料を込みで2900円で楽しめるというのはかなりのお得感があります。ただ昔ながらのメニューが多いため今の世代にこの料理のレベルの高さと美味しさが伝わるかはわかりませんが。

あと歴史のあるホテルはたいていカレーやピラフの類は美味しいのでこちらも。シーフードいっぱいのピラフ、ごろごろと肉のはいったカレー、ちゃんとつくられた野菜スープなどいずれも満足しました。

細切れになったケーキは見た目からあまり期待していなかったのですが、こちらも実は味が美味しいです。ソフトクリームは機械から自分で注ぎます。しゃぶ葉での訓練の成果?でうまく盛り付けられたような気が。

ホテル内にはスタバが。

そして札幌グランドホテルと言えば贈答品でお馴染みの品々。

ベーカリーや総菜類も。

大人のファミレス的なこういうホテルレストランが減りつつある中、貴重な存在のように思います。