鮨わたなべは中標津が本店の鮨店です。渡部氏は普段はこちらの札幌店にいらっしゃいます。場所はすすきのでもかなり南に行ったところ、現在は円山に移転した姫沙羅があったところになります。定宿のひとつにしている「ホリデイ・イン 札幌すすきの」からは近いので個人的には行きやすいです。
最初は少量のウェルカムミルクから。中標津と言えば「牛乳で乾杯条例?」なんていうのもあるくらい酪農が盛んな場所で、開陽台という有名な展望台の近くにはミルクロードと呼ばれる道路もあります。このあたり一直線にのびる道が昔の北海道のポスターにはよく使われていました。
そういえばANAの中標津線に搭乗すると夏季にはウェルカムミルクが空港で提供されていた時もありましたね。
コースは1万円、1.3万円、1.6万円とあり、握りとつまみが十分に楽しめそうな1.3万円のコースにしました。「わたなべ」のコースは最初に握りから入り、途中で料理や酒肴、そしてまた握りに戻る流れです。
最初にアミューズ的な1品。豆乳湯葉にイクラ、キャビア、ウニ等がのった小さいけど贅沢な気持ちになるものです。ミルクの次にいきなり握りだと違和感あるかもですが、こちらがあると何だか良い流れに思えてきます。
次は牡丹海老。ねっとりとしています。
ニシンと何だったかな。カレイかな。
鮪中トロ。
コハダ。
鰊。
ここからは握りからいったん離れます。いろんなキノコがはいった土瓶蒸し。松茸も入っていました。とにかくキノコの香りが良いですね。
最初はビールでしたがここからは日本酒に。
蝦夷アワビ。最初は肝のソースに浸っているアワビ自体を食べて、その後にシャリを投入、そして最後にスープで〆る3度美味しい料理です。
カニ肉、そして何故かシャインマスカットもはいったサラダ。
ここでお造りが出てきます。
お造りに続きこんなものまで出てきたら更にお酒が進んでしまいます・・・。
こちら、すごく脂がのっていました。
酒肴の6種盛り。
玉子。
漬物と何故かここでガリ。
マグロづけ。
カニ身。
シャコ。
海老の味噌汁と手巻き。
デザートも出てきます。
1万円台で北海道でお鮨を食べている!と感じさせてくれるお店でとても気に入りました。この時が初めてだったのですがその後も訪れています。あらためて写真をたぐってみるとホリデイ・インに近いと言いながら最初の時は運悪く札幌駅近くのANAクラウンプラザでの宿泊だったようです。記憶とは曖昧なものです・・・それ以後はホリデイ・イン宿泊時に行っていますが。