MOA美術館を出て徒歩10分足らず、この日の宿である「四季倶楽部 熱海望洋館」に到着です。外観からしてなかなか凝った作りです。
四季倶楽部について少し説明すると、各地の保養所を借り上げて提供している会社で、安く提供するかわりにサービスはほとんど省略しており、おもてなし的なものもゼロです。和室の場合は布団もシーツも自分で敷きます。食事も安く提供されていますが正直内容はイマイチなので(但しアルコールはとても安い)、私たちは素泊まりで宿泊することが多いです。メリットとしては保養所はもともと豪華な作りのところも多いので価格の割に設備が充実していること、デメリットはそういう状況の中でメンテナンスがしっかり行われていない施設も多く、一部に経年劣化が激しいことがあげられます。
外部からつながる外壁がロビーまで続き空間の一体感を出しています。
こちらは元SONYの保養所だったために(現在も四季倶楽部とは契約しているよう)、建物には結構お金がかかっていますし、随所にその面影もあったりします。
受付カウンター横にはSONYのグラスサウンドスピーカーLSPX-S1が。
AIBOも飼われています。
エレベーターにはイヤホンのポスターが貼ってありました。
利用しませんでしたが食堂に続く空間はこんな感じです。
客室は2階へ。通路はカーブを描いています。
宿は和室と洋室がありますが、今回は洋室指定のプランで。土曜日宿泊にもかかわらず空きが多かったためかサードパーティー経由だと一部屋7260円税別でした。ちなみに部屋指定なしだと何と6360円で出ていました。週末は混んでいる時期だとサードパーティーには高く販売していますし、2食付きしか受けてくれないことが多いです。
部屋は35平米くらいあるでしょうか。
古いことを除けばすっきりとしたデザインで悪くありません。但し何度も言いますが写真で見る以上に経年劣化は目立ちます。
部屋には小さな流しがあります。
クロゼットは奥行きがあり大きめです。エキストラベッドも入っています。
水回りは昔のシティーホテルのようなユニットタイプです。元保養所と考えると各部屋にバスタブがあるのは珍しいですね。
同じ階には自動販売機や多目的スペースがあります。
SONYの保養所だけに多目的ルームの音響設備も整っています。
もうひとつの部屋には卓球台も。
自販機のドリンクは高くはありません。
四季倶楽部にしては珍しくホシザキの製氷機が置いてあったり、電子レンジが自由に使えるようにもなっています。
温泉大浴場は3階にあります。
大浴場も保養所の規模を考えると贅沢な作りです。左手前にはサウナもあります。白くとんでわからないですが海も見えます。
この価格なら少しぐらい古めでも価値がありますね。
翌朝は急坂を歩いて熱海駅へ。快速アクティーのグリーン車に乗って帰路につきました。と終わるところですが、次回の東京駅でのランチでシリーズ最後となります。