鮨 来村 シンガポール・オーチャードのミシュラン鮨店

2019年3月に旅行したシンガポールでは、めずらしく鮨店に入ってみました。オーチャードにある「鮨 来村」は開店から1年半でミシュラン一つ星を受賞した江戸前鮨のお店。

お鮨を食べる中で感じたのは素材へのこだわり。日本の生産者の方にもすべて実際に会っているのだそうです。

最初は料理や刺身等が何品か出てきます。

写真は料理が出てきた順番通りではありませんのであらかじめご了承ください。

さて、いよいよ握りへ。

酢飯の酢は丹後・飯尾醸造の赤酢と白酢を混ぜているそうです。素材も日本から空輸されてきますので翌日にはこちらに並ぶようになっています。もう日本との時差はほとんど感じませんね。

握りも個別で細かい説明はしませんので写真を見ていただければと。

お店で食べていて感じたのは周りのシンガポール人達のお鮨に対する探究心の強さです。ネタについても積極的に聞いたり、食べたことがないと思われるネタにもチャレンジしていました。しかもみんな結構高いコースを食べていました。日本人はカウンターの中でおそらく私だけだったと思います。あとはすべて地元のシンガポール人のようでした。

少し前に福岡に行った時も中華系、それも大陸というよりは香港や台湾、シンガポール方面を思われる外国人が和食や鮨店を多く訪れていて驚いたのですが、この日のこの風景を見ているとそうだよなと納得しました。

異国の地でお鮨をつまんでいて、これからの日本を思うとちょっと複雑な気分になりましたね。だからといって政治のせいだなんて言わないですよ。私たち日本人が「必要」な変化を拒んだ結果こうなっただけだからです。

お茶は丹波の黒豆を使っています。そういえば自宅の近所に最近オープンしたタピオカミルクティーのお店も丹波の黒豆茶を使っていました。