渚亭たろう庵の宿泊記、続いて夕食です。夕食はお部屋ごとに個室の食事処で一品ずつ提供されます。
最初は和洋折衷な感じのお皿から。食前酒として果実酒が一緒に。ビールもついでに注文します。
洋風酢肴として、宮古産魚介のキウイソース(田老産焼まつも、マンボウのコワダ[腸]、ヒズ[鮭の鼻光]、ほたて、ほや、たこ)という皿です。
どれもあっさりと食べられ、スターターとしてもよい感じです。
煮物。こちらも洋風ですね。地物煮魚のクリームソース(田老産の鱈)です。
お酒は岩手のくずまきワインをミニボトルで注文しました。
次はお造りです。宮古沖天然魚介5点盛り(鮃、メカジキ、スイ、ウスバハギ、セイゴ)。メニューにはなかったのですが何故かウニもついてきました。
こちらのお造りは地物にこだわっているのが好感が持てますね。東京のゲストを意識しての内容でしょうか。一昔前はマグロが捕れない地域でもマグロの刺身がないと地方のゲストは怒るという話もありましたが今はどうなんでしょう。私はこういう内容のほうが好きです。
焼物は田老産アワビとワカメのウニソース焼き。
メインは岩泉短角牛のヒレステーキ。赤身が主体で美味しいですね。
山菜の天ぷらも添えられています。
寿司は宮古産(大目マス、アブラボウズ)、椀物は岩泉産どんぐり麺、田老産めかぶ、田野畑産鴨団子。
何故かこちらも当初のメニューにないキンキがついてきました。
最後はデザート盛り合わせ。
味のレベルもかなり高いですし全体的に意欲的なメニューだと感じました。ただ北東北はどちらかというと東京よりは東北域内からのお客が多く、温泉が少ない三陸は特にそうだと感じます。そんな中で東京から宮古まで来てもらうためには、良いものを提供するだけではなかなか難しいかもしれません。
渚亭たろう庵 宿泊記その5 夕食(三陸縦貫ドライブ旅2016春 その15)
- 2016-10-30
- 八戸・東北