ロンドンからの帰りはいつものJALで777スカイスイート機材です。エコノミーはもちろんビジネスクラスも完全満席でした。ビジネスクラスは中高年のツアー客が中心です。なぜツアー客が中心かはのちほど。ビジネスクラスに搭乗します。
コントロールパネルとスマートフォン風のコントローラー。
離陸前にウェルカムドリンク。安全上の配慮でプラスチックなのがチープですが復活しただけ良しとしましょう。
アメニティーはゼロハリバートンのケース入りです。ケースの内部は仕切りポケットもつくられています。アメニティー自体はもう少し華やかさが欲しいですね。
離陸してほどなくしてから機内食が始まります。JALダイアモンド会員については事前に注文を聞いてくれることが多く私はビジネスの後ろのほうの席ですが先に和食を選択していました。そしてここで問題が。といっても私達ではなく斜め前の席の団体客のところで既に和食が切れていたのです。
団体客夫婦の夫人は不満そうながらもいったん引き下がったのですが、怒りが収まらなかったらしく少したってからCAを呼んでクレームを言い始めました。最初若いCAさんが聞いていたのですが謝っているばかりで埒があかず、ベテランチーフが登場してお詫びと、怒りに対して寄りそう態度を示し、そして全体の数を見て和洋を組み合わせで提供する提案、2食目については事前に取り置きをしておく話をして何とかおさめました。食後にもお詫びのメッセージや記念旅行だったらしくそのお祝いプレート、おみやげを提供し、降機するときにはおばさまはすっかり笑顔でした。さすがJALのゴーマンズクラブのゲストを普段から対応しているだけあって傍で聞いていても素晴らしい対応でした。ただ日系エアのCAさんはうるさいゲストに囲まれてかわいそうだなとも思いました。
後でさらに他の人の会話を聞いていてわかったのですがどうやらウィーンフィルのニューイヤーコンサートのツアー団体らしく、そうするとツアー料金100万オーバーは確実ですので当然ツアー中も至れり尽くせりだったでしょう。そんな中で当然あると思っていた和食がないことで文句もいいたくなる気持ちも一方ではわかる気がしました。
さて、そんな話があった中での機内食は、「日本料理アカデミーU.K.」の副理事長を務め、ロンドンの和食店「TOKIMEITE」の総料理長でもある林 大介氏監修によるものです。林氏は洞爺湖のザ・ウィンザーホテルの2つの日本料理レストランの料理長の経験もあり2008年に同ホテルで開催されたG8首脳会議でも日本料理の責任者を務めたそうです。
さて、機内食ですが結論から言うと悪くはないのですがちょっとざっくりとした味付けに思えました。外国人も意識しているからというのもあるのでしょうが、それであればむしろイノベーティブにふってもらうか、そうでないのであればもっと保守的にするか、あくまでも個人的な感想ですが中途半端な印象でした。好みで言えば同じJAビジネスクラスの機内食なら「くろぎ」のほうですね(最近はちょっと飽きてきましたが・・)。
最初にアミューズが提供されます。
続いてボリュームのある八寸的なものが登場。
盛り付けはとてもきれいですね。
それぞれのつくりも海外発と思えないほど丁寧です。
メインは肉r調理と魚の両方です。サーモン焼きは身がふっくらとしていて美味しかったですね。
2食目は到着3時間ほど前にロンドン線オリジナルの「ロン丼」を。
ボーイング777のスカイスイートのJAL長距離線ビジネスクラスはやはり快適で、特に疲れもなく羽田に到着しました。
ドーハ、フランクフルト編は今回で終了です。
JAL機内食「日本料理アカデミーU.K.」(年末年始ドーハ&フランクフルト2017-
- 2018-05-11
- ビジネスクラス(機内食 搭乗記 空港ラウンジ)