先日関西に出かけた際に京都の木津川市にある「リストランテ ナカモト」をディナーで訪れました。関西にお住まいの方ならご存知だと思いますが、木津は京都というよりは奈良市に近いエリアになります。
予約はラグジュアリーカードのサービスであるラグジュアリーリムジンを利用しました。このサービスを利用するとエリア内の指定の場所からレストランまでの往路ハイヤー送迎が無料となります。当日は大阪堂島エリアにあるANAクラウンプラザホテル大阪に宿泊していましたので、ホテルのエントランスまで迎えに来てもらいました。
送迎車のアルファードはホテル前の道が一方通行のため一度回り込むようにしてホテルのすぐ前のランプから阪神高速に入ります。
車内はwi-fiも完備されています。
生駒山系の下を長いトンネルでくぐって奈良県に入ると、奈良市街のそばを通りレストランに到着。奈良に入ってからはいくつかの古墳も目に入り、このエリアならではだなあと感じました。
入口にある横長の窓からキッチンが見えます。この日は9980円のおまかせコースに、6500円のワインペアリングをつけました。ちなみに12474円のコースもありますが、こちらはメインが大和榛原牛になります。
テーブルにつくとこんな感じでメニューが置かれています。シートを解くとメニューが現れます。
ペアリングのトップバッターは泡で。
最初はアミューズ的な料理がいくつか。
世界一薄いサンドウィッチというユニークな名前のものも。チーズの料理も風味が際立っていました。
もうこのあたりの料理を楽しむ段階でこちらのイタリアンの素晴らしさを実感できました。
このタイミングに何やらお魚を入れたものが、よく見ると鮎ですね。激しく動き回るのであまりうまく撮れなかったのですが、これが後で出てくるわけですね。泳いでいるのを見ると少し心が痛みますが、食欲のほうがやはり勝ってしまいます(笑)。
そして季節のお野菜の一皿。
これまた美しい盛り付けです。単なるサラダではなく、あるものは火が入っていたり、茹でられたりして、それぞれの野菜のうまさが一番良い形で凝縮された口に入ってくる感じです。ボリュームもたっぷりなので、このお皿だけでも結構な満足感があります。
2杯目のワイン。
パンも運ばれてきました。
そして天竜川の鮎。ほろ苦さ香りが何とも言えない美味しさですね。そういえば鮎と言えば確か木津川でも釣れた記憶があります。
続いては赤タマネギ、フォアグラ、アスパラガス。玉ねぎがメインで後はソースになっています。
どこかでもこういう玉ねぎの料理を食べたなあ・・・と思ったら仙台のフレンチ「ナクレ」でした。もちろんそれぞれ料理は違いますが、玉ねぎの旨さの活かしたゆえの共通点なのでしょう。
ワインの3杯目
パスタは自家製手打ちパスタ2種。バヴェッテとアンニョロッティをそれぞれ料理する前の状態で見せてもらえます。
まずはバヴェッテから。
裏から見るとこんな感じ。なんだか結構、和な味わいです。
アンニョロッティはこちら。いずれのパスタも面白い取り合わせで見た目、味の意外性、いろいろと楽しませてもらえました。
メインは三重の「ぱくぱくポーク」。ビジュアルだけで既に魅力的です。
ナイフは多くの種類の中から選ばせてもらえます。
食後のドリンクは祇園ミニョンの紅茶やドリップコーヒー、フレッシュのハーブティー等から選ぶことができます。私はハーブティーにしました。
ヨーグルト、そして春香(お茶)を使ったデザート。
最後にはお菓子も出てきます。
帰りは木津から学研都市線(東西線)で北新地まで行き、ホテルまで徒歩で戻りました。今回ANAクラウンプラザホテル大阪を宿泊先にしたのは実は帰りのアクセスが便利なこちらに行くためでした。
行く前から期待をしていたリストランテでしたが、訪問しても期待を裏切りませんでした。イノベーティブなフレンチやイタリアンは珍しくもなくなってきましたが、その中で守りに入っていない意欲的な料理の数々、そしてそのどれもが料理として美味しい(奇抜なだけのところもあるので)ものばかりで、東京からだとなかなか行けませんが是非再訪したいと思った次第です。