ROCOCO Tokyo WHITEは日本最初のラグジュアリービールとして2018年3月に登場し、当初は高級レストランでの店内飲用限定としてSUGALABOや茶禅華、ESqUISSE等で提供されていました。
私が最初にいただいたのは2018年の6月にフォーシーズンズホテル東京丸の内「MOTIF」にておこなわれたラグジュアリーカードのラグジュアリーソーシャルアワー(リンク先は2018年5月のもの)でのイベントの帰りにお土産に無料でもらったものです。
当時は小売販売はまだ一切していませんでしたので楽しみにして自宅に帰りさっそく開けてみました。
中にはラグジュアリービール「ROCOCO Tokyo WHITE」の説明や導入店舗一覧が記されていました。
味としてはいわゆる白ビールなのですが、ビール単体で飲むのではなく料理を合わせる前提のためでしょう、あまり主張をしすぎずそれでいて香りや味わいのバランスが良いもので、なるほどそのきめ細やかな印象は上質感を演出するのに十分なものだったと記憶しています。
「ビール」くださいと注文しづらいようなレストランでビールを飲みたい時に選択肢のひとつにはなりえるなあと思った次第です。
お店限定だったものがそれからしばらくしてラグジュアリーカード会員限定で購入できるようになりました。その後最近2020年春ごろからは一般向けにも期間限定で販売されるように。
そういうわけで2年半前には登場していたこのビール、この時の試飲でもまたミシュラン掲載店等でも飲んでいたのですが、今更のタイミングで2020年11月から12月にかけてやたらと雑誌やネット、各種ブログやSNSでもとりあげられるようになったのは何故だろうと思っていたのですが書籍が販売されたのですね(「高級ビールで日本を変える」)。
高級レストラン向けでブランドを確立しストーリーを作ってから、次は一般向けでさらに拡大、そのための話題作りとしての書籍販売。なかなかの商売上手ですね(嫌味ではなく褒めています)。この時代、生活者が「買う理由」をつくるのって高級品においてはとても重要だと思いますので。