レンタカーを返却する前に最後に立ち寄ったのが稚内駅。以前何度か訪れた時にはコンクリート2階建ての古びた駅舎だったのですがいかにも現代的なデザインの駅に生まれ変わっていました。
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現在の稚内駅は「鉄道駅」の他に「道の駅」として飲食店やセレクトショップ、地域交流センターが合わさった複合施設となっています。
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一日に運行される列車はわずか。それでも札幌からの直通特急は運行されています。私が学生時代には優等列車は札幌から直通の昼行急行が2本、旭川からが1本、さらには夜行の寝台付き急行列車が運行されていました。夜行列車で夜が明けて稚内に近づき海に浮かぶ利尻富士が見えた時に「ああ、来たなあ」と思ったものです。
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駅構内から駅前広場にかけてかつてサハリン航路の接続駅としてさらに稚内桟橋駅まで線路がのびていたことをモニュメント的に表現してるのか駅からさらに日本の線路を模したブロックが延びています。
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途中にある車止めは旧稚内駅の時のものですかね。
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そして線路の延びていた方向に数分歩くと、北防波堤ドームが見えます。ドームの前は現在は道路になっていますがサハリン航路(稚泊航路)が開かれていた時代にはここまで線路が延びており、このドームを歩いてサハリン(樺太)行きの連絡船に乗り込んだようです。
こちらのドームは北海道大学出身で道庁の技師であった土屋氏が26歳の時に設計したもので昭和11年に完成しました。現在は北海道遺産に指定されています。
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ドームの脇から防波堤の横に登れるようになっていました。
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振り返ると宿泊しているANAクラウンプラザホテル稚内の建物も見えます。
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それではレンタカーを返却してホテルに戻りましょう。